Prix Jamin ジャマン賞という名で、行われていたレースだが、ダブルネームになり、こちらの名前に変更になったようである。古馬たちの、重賞戦線への登竜門となっている。
23/05/26 土曜:Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
3レース – Prix Jean Riaud ジャマン賞2023
20h15
アトレ – G3 – 90 000ユーロ – 2850m – 14頭
5-10歳
年齢別レースから、こちらへ回ってくる馬に注目。
5歳では有力の、本13 Idao de Tillard イダオドゥティラールが年上に挑戦だが、これは世代の力を図るうえでも重要な存在となる。
対09 Idéale du Chêne イデアルデュシェーヌもこのメンバー相手にどこまでやれるか?
また、最近調子のよい、単06 Hokkaido Jiel (E1) ホッカイドウジエルもこのメンバー相手でどこまでやれるか?
G1、Prix de l’Atlantique 大西洋賞5着掲示板の、穴12 Elvis du Vallon エルヴィスデュヴァロン。
最後に重賞戦線でそこそこやれている、注01 Cash Bank Bigi キャッシュバンックビジ。
予想印
注01 Cash Bank Bigi F5 2850 F. Nivard
–02 Hidalgo des Noés H6 2850 J.-C. Piton
–03 Eberton H9 2850 F. Ouvrie
–04 Equinoxe Jiel (E1) H9 2850 M. Abrivard
–05 Eveil du Châtelet H9 2850 R. Congard
対06 Hokkaido Jiel (E1) M6 2850 D. Thomain
–07 Echo de Chanlecy H9 2850 T. Le Beller
–08 Capital Mail M5 2850 G. Gelormini
–09 Idéale du Chêne F5 2850 P. P. Ploquin
単10 Fakir du Lorault M8 2850 E. Raffin
–11 Fire Cracker H8 2850 A. Abrivard
–12 Elvis du Vallon M9 2850 Y. Lebourgeois
本13 Idao de Tillard M5 2850 C. Duvaldestin
穴14 Elie de Beaufour H9 2875 J.-M. Bazire
レース予想
大本命は、勝ちまくる5歳本13 Idao de Tillard イダオドゥティラール。ここではもう、格上であろう。
好調で、トマン騎手ドライブの対06 Hokkaido Jiel ホッカイドウジエル。
ラッファン騎手ドライブの単10 Fakir du Lorault ファキールデュロローは曲者的存在。
25m後方は、このメンバーだと、勝利には厳しいが、圏内期待で。
注01 Cash Bank Bigi キャッシュバンクビジは、G1ボールドイーグル賞2着の実力馬。ここに入ると少々見劣りもするが、上位可能。
レース結果
01着 本13 Idao de Tillard C. Duvaldestin 1’12”3
02着 対06 Hokkaido Jiel 1’12”3
03着 08 Capital Mail 1’12”7
04着 12 Elvis du Vallon 1’12”8
05着 注01 Cash Bank Bigi 1’13”0
06着 単10 Fakir du Lorault 1’13”1
07着 07 Echo de Chanlecy 1’13”3
08着 04 Equinoxe Jiel 1’13”6
09着 09 Idéale du Chêne 1’13”6
10着 02 Hidalgo des Noés 1’13”8
11着 穴14 Elie de Beaufour 1’13”4
12着 03 Eberton 1’14”3
13着 11 Fire Cracker 1’14”4
14着 05 Eveil du Châtelet 1’15”5
レース展開
外から実績馬が行きます。本13 Idao de Tillard イダオドゥティラールも前目4番手から。
注01 Cash Bank Bigi キャッシュアンドビジも好発2番手追走。
単10 Fakir du Lorault ファキールデュロローのラッファン騎手も前で、役者が前に揃う出だし。
1周目のスタンド前は、注01 Cash Bank Bigi キャッシュアンドビジ先頭で通過。
8時過ぎなんですが、まだまだ明るいですね。
穴14 Elie de Beaufour エリードゥボーフーは、ハンデありからですが、最初の直線で先頭を奪う積極さ。
これで落ち着くかと思いきや、11 Fire Cracker ファイヤークラッカーが仕掛けてきます。
向こう正面の上りでいったん落ち着くと、3コーナーで一気に仕掛けてきたのが、真打本13 Idao de Tillard イダオドゥティラールと、つれて 対06 Hokkaido Jiel ホッカイドウジエルの2頭。
この2頭が完全に抜け出して最終コーナーへ。
しかし、わずかに、前の本13 Idao de Tillard イダオドゥティラールが抑えきって優勝。
血統
本13 Idao de Tillard イダオドゥティラールは、SPEEDY CROWN スピーディークラウン系SEVERINO セヴェリーノ産駒。
こぼれ話
22/04/09 土曜:Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
7レース – Prix Jean Riaud – Prix Jamin ジャマン賞2022
17h35
アトレ – 国際 – G3 – 90 000ユーロ – 2850m – 11頭
5-10歳
予想印
–01 Huwaga F5 2850 R. Congard
–02 Echo de Chanlecy H8 2850 E. G. Blot
–03 Rebella Matters F7 2850 Ch. Martens
穴04 Fakir du Lorault M7 2850 F. Lecanu
対05 Elie de Beaufour H8 2850 N. Bazire
–06 Gu d’Héripré M6 2850 J.-P. Monclin
–07 Enino du Pommereux M8 2850 S. Roger
単08 Chica de Joudes F10 2850 A. Laurent
–09 Ce Bello Romain H10 2850 A. Barrier
–10 Diable de Vauvert M9 2875 T. Le Beller
本11 Cleangame H10 2875 J.-M. Bazire
レース予想
G1で6着と5着掲示板。単08Chica de Joudesシカドゥジュードは、ここでは、前スタート組で、後方スタートの2頭、–10 Diable de Vauvertディアブロドゥヴォーヴェールや本11Cleangameクリーンゲーム相手に有利が大きい。
03 Rebella Mattersレベルマターズ以降の馬は前スタートで、10 Diable de Vauvertディアブロドゥヴォーヴェールや本11 Cleangameクリーンゲームからハンデをもらえることになり、相当有利になるはずだ。
前走はこけたが、4連勝だった対05Elie de Beaufourエリードゥボーフー。
アメリカ賞で掲示板をとらえた単08Chica de Joudesシカドゥジュード。
フランス賞最先着の穴04Fakir du Loraultファキールデュロロー。
後方スタートでも、実力要注意の本11Cleangameクリーンゲーム。
ここまでピックアップしておこう。
G3ですけどね、最高峰G1のアメリカ賞と遜色ないメンバー。
レース結果
01着 10 Diable de Vauvert T. Le Beller 1’11”5
02着 03 Rebella Matters 1’12”4
03着 06 Gu d’Héripré 1’12”4
04着 09 Ce Bello Romain 1’12”4
05着 04 Fakir du Lorault 1’12”4
06着 08 Chica de Joudes 1’12”5
07着 05 Elie de Beaufour 1’12”7
08着 02 Echo de Chanlecy 1’14”1
09着 07 Enino du Pommereux 1’14”5
10着 01 Huwaga 1’15”1
失格 11 Cleangame -
レース展開
まずは、名の知れた馬、クセモノ04Fakir du Lorault ファキールデュロローとお年を召して、少々迫力ダウンの09Ce Bello Romain セベロロマンが行きます。
バジールの11Cleangame クリーンゲームは後方待機から進出し、2コーナーでは先頭へ。
そこから、先頭を奪ってというレース展開にはならず、クセモノ04Fakir du Lorault ファキールデュロローに粘られちゃうんですね。
結果、苦しくなった11Cleangame クリーンゲーム失格。
個の争いを背後から見ていた同じ25m背後スタート組の10Diable de Vauvert ディアブルドゥヴォーヴェールが抜けて優勝。
血統
10Diable de Vauvert ディアブルドゥヴォーヴェールは、アメリカ賞は7着でしたが、今年のパリ賞馬。
どうやら、これが初のG1奪取。
父のPrince d’Espaceは、ちょっと記憶にないのですが、アメリカ賞には出走していますが、Offshore Dreamオフショアドリームが勝ったアメリカ賞で着外でした。
子のDiable de Vauvert ディアブルドゥヴォーヴェールは、G1こそ1勝ですた、この世代の知られた馬ですから、孝行息子ということになりますね。
こぼれ話
Cleangame クリーンゲームももう10歳。いつも、強い馬の好敵手たるセン馬がいます。
アメリカ賞はセン馬の出走はありませんが、その他で、牡馬や牝馬の強い馬と、セン馬の最強馬が対決するのは、速歩レースでは楽しみの一つになります。
Cleangame クリーンゲームの次の強いセン馬がどの馬になるのか?