まだ3歳時のモンテ重賞ということで、速歩レースは、アトレ優勢の編成のため、モンテ馬には、有力馬は少ない。
アトレがダメなら、モンテ転身組が多いためだ。
G3であるのは、若駒であることと、モンテであることであろう。平地でいう2歳G3だ。
無論、両刀使いの両G1(コルニュリエ賞とアメリカ賞)勝ちの猛者もいる。
このレース、2着であったが、Gladys des Plaines グラディスデプレンヌのような、モンテ猛者も出現している。
ただし、Gladys des Plaines グラディスデプレンヌは、あくまで2着。
このレースでは、H世代のモンテ戦線の顔の1頭であるHatchet Man アチェットマンも出走(失格)だった。
早い時期に応援や認識を始めると、やっぱり競馬は楽しくなる。日本でもそうだが、G1だけ見ていた人が、2歳戦に興味をもつようになると、完全に嵌っていくのである。フランス速歩の場合、3歳戦がそれにあたる。
速歩の良い所は、出走回数が多く、活躍年数が長いこと。何度も何度も、応援している、記憶している馬と出会えるため、馬柱を見る度、その馬の名前と懇意になる。
20 08 26 土曜 : Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
7レース – Prix Phact ファクト賞 2023
17h52
モンテ – G3 – 80 000ユーロ – 2175m – 11頭
3歳
予想印
–01 Kolonel M3 2175 60 A. Barrier
–02 Koncord Délo M3 2175 60 F. Lagadeuc
–03 Kiara du Ried F3 2175 58 Cl. Frecelle
–04 Kobalt du Vallon M3 2175 60 A. Collette
注05 Kastel Vedaquais M3 2175 60 Ch. Corbineau
–06 Karla de Mai F3 2175 58 B. Rochard
–07 Kapaula de l’Epine F3 2175 58 M. Mottier
本08 Kimbo Berry M3 2175 60 D. Bonne
穴09 Kélanie Lorraine F3 2175 58 P. P. Ploquin
単10 Kandora Bella F3 2175 58 Mlle C. Levesque
対11 Kifil de Bussy M3 2175 60 E. Raffin
レース予想
G2連帯実績の、本08 Kimbo Berry キンボベリーと、その2着、対11 Kifil de Bussy キフィルドゥビュシ。
G2Prix Ali Hawas アリアワス賞を勝ち、着差はあったが、G2Prix Pierre Gamare ピエールガマル賞2着の、単10 Kandora Bella カンドラベッラ。
G1のPrix d’Essai エッセ賞再先着3着の、穴09 Kélanie Lorraine ケラニーロレーヌ。
クラスC圧勝、注05 Kastel Vedaquais カステルヴェダケ。
番号の大きい、獲得賞金順みたいな予想に、見慣れた、赤グレーの勝負服の馬という組み合わせ。
この予想では、馬券購入的には、ボックス買いは赤字覚悟になりそうではありますがね。
レース結果
01着 単10 Kandora Bella Mlle C. Levesque 1’12”9
02着 06 Karla de Mai 1’13”0
03着 穴09 Kélanie Lorraine 1’13”2
04着 07 Kapaula de l’Epine 1’13”4
05着 04 Kobalt du Vallon 1’14”1
06着 注05 Kastel Vedaquais 1’14”7
07着 03 Kiara du Ried 1’16”0
08着 02 Koncord Délo 1’18”5
09着 01 Kolonel 1’23”1
失格 本08 Kimbo Berry -
失格 対11 Kifil de Bussy -
レース展開
07 Kapaula de l’Epine カポーラドゥェピーヌがグイグイ飛ばす展開で、単10 Kandora Bella カンドラベッラは後方に位置していました。
2コーナーで一気に上がってきたのが、単10 Kandora Bella カンドラベッラ。
向こう正面で前をとらえると、勝負所の3コーナーで、仕掛けはじめます。
4コーナーは先頭で上がる単10 Kandora Bella カンドラベッラ。
直線はあぶなげなく先頭でゴール。前々走も大差ついてますが、G2Prix Pierre Gamare ピエールガマル賞を連帯。
血統
単10 Kandora Bella カンドラベッラは、GOETMALS WOOD ゴーテマルウッド系PRODIGIOUS プロディジャス産駒。
こぼれ話
2022 08 27 土曜 : Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
4レース – Prix Phact ファクト賞 2022
15h32
モンテ – G3 – 80 000ユーロ – 2175m – 11頭
3歳
予想印
–01 Jadesse F3 2175 58 Mlle C. Callico
穴02 Jail Break M3 2175 60 A. Lamy
–03 Je M’Envole M3 2175 60 A. Abrivard
–04 Judy Blue Eyes F3 2175 58 P. P. Ploquin
–05 Just For Life F3 2175 58 A. Collette
単06 Jalisco Fligny M3 2175 60 E. Raffin
–07 Jab de Mye M3 2175 60 Ch. Corbineau
–08 Jason du Conroy H3 2175 60 Mlle N. Henry
–09 Junon F3 2175 58 M. Mottier
対10 Jorgos de Guez M3 2175 60 B. Rochard
本11 Jelyson M3 2175 60 Y. Lebourgeois
レース予想
まずは、モンテG1勝ちの本11 Jelyson ジェリソン。
同じく、僅差3着だった対10 Jorgos de Guez ジョルゴドゥゲズ。
クラスCで豪快な勝ちっぷりだった単06 Jalisco Fligny ジャリスコフリニーと2着穴02 Jail Break ジャイルブレイク。
ま、今回はJ世代の馬の名前覚えですかね。
まだ、戦った経験の少ない馬が多いため、前走のレースレベルは、あくまで参考にすぎなうですからね。
レース結果
01着 単06 Jalisco Fligny E. Raffin 1’13”9
02着 本11 Jelyson 1’14”0
03着 07 Jab de Mye 1’14”1
04着 04 Judy Blue Eyes 1’14”2
05着 09 Junon 1’14”4
06着 対10 Jorgos de Guez 1’15”0
07着 01 Jadesse 1’16”2
08着 05 Just For Life 1’16”3
09着 穴02 Jail Break 1’18”1
10着 03 Je M’Envole 1’29”5
失格 08 Jason du Conroy -
レース展開
まずは、単06 Jalisco Fligny ジャリスコフリニー好スタート。
本11 Jelyson ジェリソンがすかさず、2列目確保で追走しロックオン。
勝負所の4コーナーは、内を獲った単06 Jalisco Fligny ジャリスコフリニー優勢。
追走厳しい本11 Jelyson ジェリソンに変って、08 Jason du Conroy ジャゾンデュコンロワが、前を追撃しますが、端って失格。
単06 Jalisco Fligny ジャリスコフリニーは悠々優勝。
2着は、本11 Jelyson ジェリソンが確保。
血統
単06 Jalisco Fligny ジャリスコフリニーは、レディキャッシュ産駒の花形B世代のBRILLANTISSIME ブリランティッシム産駒。BRILLANTISSIME ブリランティッシムは、イタリア遠征でG1を3勝。フランスでは、ライバル強い世代ですので、2着2度でした。G2は結構勝っているんですがね。