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フランス競馬平地:Prix d’Hédouville エドゥーヴィル賞

フランス競馬古馬
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2400m戦の嚆矢となるレース。
ま、重賞としてはだ。


この先、シャンティイ大賞G2、ドーヴィル大賞G2と続いてゆく2400戦。
シャンティイ大賞で圧勝するなら、サンクルー大賞、ドーヴィル大賞で圧勝するなら、凱旋門賞という、花形レースが待ち受ける。

ま、言ってみれば、さらにその先に、ジャパンカップに挑戦する馬もいた。
ただ、ご存じの通り、凱旋門賞馬はジャパンカップを勝てない。

その逆もしかり。

また、2400m戦は、長距離路線としての存在価値もある。
凱旋門賞経由せずとも、ロワイヤルオーク賞という目標もあると言える。
とくに、2400リステッドあたりは、長距離馬が本当に多いのだ。

なので、7月のモーリスドニュイユ賞2800とかも、目指す馬がいる。

ここから、Waldgeist ヴァルトガイストが出ている。あの、女傑Enable エネイブルをやぶって凱旋門賞を制覇している。

また、スタミナ自慢の凱旋門賞馬のIn Swoopも、翌年にここを制している。

近年、ドイツの馬、エドゥーヴィル賞と凱旋門賞というつながりが出来てもいる。
穴党なら、なおさら、チェックしておかねばならないドイツ馬が多数出ているのだ。

馬場うんうんもあるんですがね、凱旋門賞の行われるロンシャン競馬場は、日本の競馬場の倍の高さの坂道を登って下ってくるのですね。スタミナは、それだけでも必要なのですね。

目次

23/05/07 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場

2レース – Prix d’Hédouville エドゥーヴィル賞

14h33
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2400m – 6頭
4歳以上

予想印

対01  Haya Zark  01  M4  58  C. Soumillon
–02  Mutabahi  02  M5  57  C. Demuro
–03  Galashiels  06  H4  57  B. Murzabayev
単04  Or Gris  05  H7  57  A. Pouchin
本05  Kertez  03  H5  57  M. Guyon
穴06  Know Thyself  04  F4  55,5  T. Piccone

レース予想

まずは、Prix d’Harcourt アルクール賞で3着の、本05 Kertez ケルテスと5着の、対01 Haya Zark ハヤザルク。ただ、58と格上扱い。

長い距離への前哨戦Prix Lord Seymour ロールセイムール賞を4着で、3歳長距離G3リューテス賞4着の–03 Galashiels ガラシエルに先着した、単04 Or Gris オールグリ。

牝馬限定戦ではあるが、G3のPrix Vanteaux ヴァントー賞2着馬で、秋に牝馬限定リステッドのPrix de Liancourt リアンクール賞でも2着した、穴06 Know Thyself ノウザイセルフ。

レース結果

01着 対01  Haya Zark  C. Soumillon  2’42”35
02着 本05  Kertez  3/4馬身  
03着 穴06  Know Thyself  2馬身  
04着 単04  Or Gris  1.25馬身  
05着  02  Mutabahi  短クビ  
06着  03  Galashiels  アタマ

レース展開

レース映像

内を悠々押さえて先行するスミヨン対01 Haya Zark ハヤザルク。自然と先頭に立ってしまう勢い。

それでも、登りから抑えて、下ってくると、内から強襲。

迫る本05 Kertez ケルテスを、振り切って優勝。

まずは、本05 Kertez ケルテスは、今年エクスビュリ賞で対01 Haya Zark ハヤザルクが破っている相手ですからね。

血統

対01 Haya Zark ハヤザルクは、ミスタープロスペクター系ZARAK ザラック産駒。母父ミスタープロスペクター系ELUSIVE CITY イリューシヴシティ産駒。

こぼれ話

22/05/12 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場

1レース – Prix d’Hédouville エドゥーヴィル賞

17h16
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2400m – 6頭
4歳以上

予想印

–01  Dato  M6  59  B. Ganbat
注02  Mutabahi  M4  57  O. Peslier
穴03  Mr de Pourceaugnac  H5  57  H. Besnier
単04  Alter Adler  M4  57  C. Demuro
対05  Mendocino  M4  57  R. Piechulek
本06  Bubble Gift  M4  57  G. Mossé

レース予想

そんなわけで、ドイツ馬、ここ経由、凱旋門賞というラインが出来つつあるのか?
ドイツからも参戦してきている。

–01Datoは、ドイツで使っていたが、G1馬とかいうわけではない。
ただ、2400の猛者そろうシリーズの、デフィデュギャロを制覇している。

この馬に勝って、このところ5戦4勝4連帯なのが、注02Mutabahi ムタバイ。
少々軽量でもあったが、–01Dato ダトには圧勝だった。

昨年、G2コンセイユドパリ賞2着で、しかも僅差だった穴03Mr de Pourceaugnac ムッシュードゥプールソーニャック。
ここは一発ねらっていそうだ。

ドイツといえば、独ダービー2着馬の単04Alter Adler アルターアドラー。これは、戦績からも、凱旋門賞も視野であろう。
まずは、ドイツに縁起のいい、ここでというのもあろう。
猛者の集まる凱旋門賞は、スピードだけでは勝てないことは、ある意味、日本の馬が証明している。

さらにドイツから、バイエルン大賞2着馬の対05Mendocino メンドシノ。
ドイツ馬の狩場となるのだろうか?このレース。
明らかに、意識がある。

最後に、本06Bubble Gift バブルギフト。

この馬は、凱旋門賞出走馬である。
そして、この馬に、本の僅差、ほぼ横並びで、前でゴールしたのがクロノジェネシスである。
それだけでも、この馬に実力があることは、はっきりわかる。

その馬も、ここを選んで出走してきた。

もう、凱旋門賞見据えての戦いは始まっている。
凱旋門賞と同じ競馬場のちょっと距離長い版なのであるから、凱旋門賞で勝負できるスタミナは、基本ある馬でないと勝負できない。
いくつか凱旋門賞の条件があるとすれば、その内、スタミナはクリアしている馬が、ここを制するのだ。

レース結果

01着  02  注 Mutabahi  O. Peslier  2’36”78
02着  04  単 Alter Adler  3/4馬身  
03着  05  対 Mendocino  半馬身  
04着  06  本 Bubble Gift  クビ  
05着  03  穴 Mr de Pourceaugnac  3/4馬身  
06着  01  Dato  4馬身

レース展開

直線のよーいドンでした。

各馬力が残っていることもありますが、力量差もなく、接戦になりました。

確実に伸びて先頭でゴールしたのは、02注Mutabahi ムタバイでした。

これで3連勝6連続連帯。堅実にしっかり走ります。

人気通りの力を見せたとも言えますね。

血統

02注Mutabahi ムタバイは、ノーザンダンサー系FRENCH FIFTEEN フレンチフィフティーン産駒。母父ネイティヴダンサー系HALLING ホーリング。
フレンチフィフティーンは、さかのぼると、牝系はザーラにたどり着きます。ザルカヴァなどと同じです。

02注Mutabahi ムタバイは、兄に独G1ベルリン大賞勝って、仏G2シャンティイ大賞2着のフレンチキングがいます。

こぼれ話

このレースが凱旋門賞への登竜門となったのは、一番は同競馬場同距離が凱旋門賞である故でしょうね。
G2ならともかく、G3なら、メンバー的にも、勝負しやすい。

フランス競馬古馬

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