2018年から重賞昇格。古馬牝馬の長距離リステッド。ロワイヤリュー賞の距離延長格上げで、一つの長距離路線が出来上がっています。短い距離の逆を行くことで、血が飽和にならない様に、きっちり別の血筋をのこすためのようにも思えます。
2023 10 22 日曜 : Saint-Cloud サンクルー競馬場
6レース – Prix Belle de Nuit ベル・ドゥ・ニュイ賞 2023
16h25
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2800m – 11頭
3歳以上牝馬
予想印
対01 Sea The Sky 06 F4 58.5 B. Murzabayev
本02 Alpenblume 10 F4 58.5 C. Demuro
–03 Lydia 04 F4 58.5 A. Madamet
–04 Mythicara 12 F4 58.5 H. Boutin
–05 Crystal Estrella 02 F4 58.5 Non-partante
単06 Caius Chorister 07 F4 58.5 O. Murphy
–07 White Caviar 03 F4 58.5 C. Soumillon
–08 Caliyza 08 F3 55.5 S. Pasquier
注09 Saltwell 11 F3 55.5 A. Pouchin
穴10 Sunset Point 09 F3 55.5 M. Barzalona
–11 Beauty Approach 01 F3 55.5 T. Piccone
–12 Royal Mila 05 F3 55.5 T. Marquand
レース予想
G1ロワイヤリュー賞僅差５着の、対01 Sea The Sky シーザスカイ。ただそれは昨年で、今年は叩いてどうか？
今年のG1ロワイヤリュー賞６着の、本02 Alpenblume アルペンブルム。戦績的には、対01 Sea The Sky シーザスカイと似た存在だが。
リステッドのスカラムーシュ賞僅差３着の、単06 Caius Chorister カイウスコリスター。
Prix Joubert ジュベール賞の２着３着の、穴10 Sunset Point サンセットポイントと、注09 Saltwell ソルトウェルは僅差で、ここでもチャンスはあろう。
レース結果
01着 単06 Caius Chorister O. Murphy 3’11”96
02着 12 Royal Mila 4馬身
03着 穴10 Sunset Point 2.5馬身
04着 03 Lydia 3馬身
05着 本02 Alpenblume 3.5馬身
06着 08 Caliyza 4.5馬身
07着 11 Beauty Approach ハナ
08着 対01 Sea The Sky クビ
09着 04 Mythicara 9馬身
10着 注09 Saltwell 5馬身
11着 07 White Caviar 11馬身
レース展開
単06 Caius Chorister カイウスコリスターが先頭。
これを内から追走するのが、12 Royal Mila ロワイヤルミラ。
外から穴10 Sunset Point サンセットポイント。
その間に本02 Alpenblume アルペンブルムがいました。
多少流れているようには見えましたが、終わってみれば先頭集団の上位決着。
単06 Caius Chorister カイウスコリスターは、前走は、登竜門レースのリステッドスカラムーシュ賞3着でした。これで、リステッド制覇で、この先に進むことができますね。
直線、外連味のない逃げで先頭を行く単06 Caius Chorister カイウスコリスター。
残り300で、迫る穴10 Sunset Point サンセットポイントを突き放し、勝負あり。
自ら登り、自ら下り、突き放しで完勝でした。
血統
単06 Caius Chorister カイウスコリスターは、ダンジグ系ゴールデンホーン産駒。母父サドラーズウェルズ系ソルジャーオブフォーチュン。
ソルジャーオブフォーチュンは、凱旋門賞は、名牝ザルカヴァの3着でしたが、相手は希代の名馬。コロネーションカップや、愛ダービーを獲ってます。
父のゴールデンホーンは、ダービー馬にして凱旋門賞馬。
こぼれ話
2022 10 22 土曜 : Saint-Cloud サンクルー競馬場
5レース – Prix Belle de Nuit ベル・ドゥ・ニュイ賞 2022
15h50
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2800m – 10頭
3歳以上牝馬
予想印
–01 Glenartney 09 F4 58.5 H. Crouch
–02 Diva Donna 03 F4 58.5 J. Moutard
–03 Normfliegerin 10 F4 58.5 C. Lecoeuvre
穴04 Shine For You 07 F4 58.5 A. Lemaitre
本05 Joie de Soir 04 F4 58.5 A. Madamet
–06 Solania 01 F4 58.5 M. Guyon
単07 Lastotchka 06 F3 55.5 T. Bachelot
–08 Gualana 08 F3 55.5 C. Demuro
–09 National Dance 05 F3 55.5 M. Barzalona
対10 Divine Jewel 02 F3 55.5 O. Peslier
レース予想
G1キャドラン賞まで出走した本05 Joie de Soir ジョワドゥソワールは一つ上の存在。
ここにも出走のノースヒルズの対10 Divine Jewel ディヴァインジュウェルは、相手筆頭。7戦6連帯3着1回で、全く底見せず。
2400のマルレ賞2着の単07 Lastotchka ラースタチカ。
リステッドのトゥーレル賞2400を前走勝っている穴04 Shine For You シャインフォーユー。
レース結果
01着 単07 Lastotchka T. Bachelot 3’20”62
02着 02 Diva Donna 3/4馬身
03着 06 Solania クビ
04着 01 Glenartney 3.5馬身
05着 03 Normfliegerin 2.5馬身
06着 穴04 Shine For You 2馬身
07着 対10 Divine Jewel 2.5馬身
08着 08 Gualana 2.5馬身
09着 09 National Dance 4馬身
10着 本05 Joie de Soir 6馬身
レース展開
言い様によっては、2800mの牝馬G1ロワイヤリュー賞格上げが原因であるのであるが、なぜロワイヤリュー賞は距離が伸びたのか？というところが重要のような気がしている。まるで時代に逆行するように。
今までにない距離である理由は、逆方向に振ってみたというやつではないのか？
さて、このレース、ロワイヤリュー賞後のレースであるから、来年へ向けてであって、ロワイヤリュー賞というには、あまりに気が早い。
牝馬長距離戦線の新たなるスタートと見ておこう。
勝ったのは勝ったのは、ロシア語のツバメの意味のラスターチカ。ツバメという名が特急列車になっているのは、以前の日本と同じ。いまは、日本の九州新幹線の名でもありますね。九州新幹線ラスターチカ。
スタミナに自信ありか？自らレースを引っ張り、3コーナーからの坂の下りで加速してゆく単07 Lastotchka ラスターチカ。直線に入ると、ラチ沿いの先頭を奪い、同じラチ沿いを目指してきた、ソレミアに名の似た、ソレミアと同じ勝負服の06 Solania ソラニア抑え、距離延長歓迎だったか？伏兵02 Diva Donna ディーヴァドンナも抑え優勝しました。
血統
単07 Lastotchka ラスターチカは、父はダンジグ系の短い所のMYBOYCHARLIE マイボーイチャーリー産駒ですが、母型は、ネイティヴダンサー系MUHTATHIR ムータティール。母母父サドラーズウェルズ系、母母母父はリボー系とスタミナ抜群。ダンジグにスタミナを積み重ねたかのような血統なんですね。
