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フランス競馬平地:Prix de l’Arc de Triomphe 凱旋門賞

フランス競馬古馬
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フランス2大競走と、勝手に僕が呼ぶ、アメリカ賞(速歩)と凱旋門賞(平地)は、同じ年に始まりました。

1920年です。

全くカテゴリーが違うので、互いに馬が競走することはありませんが、ファンは当然被ります。これが、興行として重要です。

当然、それは、馬券挑戦者にとって、意味のあることですし、その歴史には、その時代があると思われます。

勝手に3大競走に入れるパリ大障害と、今やぽっかり別ルートになった、パリ大賞が、同じような時期に(19世紀)に始まっています。別ルートとはいっても、実際パリ大賞は、きちんと、2400m戦グランプリルート上にあるレースです。ジョッキークラブ賞との兼ね合いで、ジャンプラ賞含め、紆余曲折はありましたすが。今は、どの距離も、結構分かりやすい形態になっているように思います。

目次

2023 10 01 日曜 : Longchamp ロンシャン競馬場

4レース – Prix de l’Arc de Triomphe 凱旋門賞 2023

16h05
平地 – G1 – 5 000 000ユーロ – 2400m – 20頭
3歳以上

予想印

–01  Sisfahan  13  M5  59.5  L. Delozier
–02  Haya Zark  04  M4  59.5  G. Mossé
–03  Onesto  09  M4  59.5  M. Guyon
–04  Simca Mille  15  M4  59.5  A. Pouchin
–05  Bay Bridge  06  H5  59.5  R. Kingscote
単06  Westover  01  M4  59.5  R. Hornby
対07  Hukum  14  M6  59.5  J. V. Crowley
–08  Place du Carrousel  11  F4  58  M. Barzalona
–09  Through Seven Seas  05  F5  58  C.-P. Lemaire
–10  Free Wind  03  F5  58  L. Dettori
–11  Mr Hollywood  10  M3  56.5  B. Murzabayev
–12  Feed The Flame  02  M3  56.5  C. Soumillon
穴13  Ace Impact  08  M3  56.5  C. Demuro
本14  Fantastic Moon  12  M3  56.5  R. Piechulek
注15  Continuous  07  M3  56.5  R.-L. Moore

レース予想

キングジョージのワンツーの対07 Hukum フクムと、単06 Westover ウェストーヴァー。

単06 Westover ウェストーヴァーは、ドバイで、イクイノックスの2着あり。

昨年は府中に行って大敗の、–04 Simca Mille シムカミルは、欧州適正を証明したようなもの。

バーデン大賞2着の、–11 Mr Hollywood ミスターハリウッド。

負けなしの、穴13 Ace Impact エースインパクトは距離延長がどうかだけだろう。

ドイツダービー馬の、本14 Fantastic Moon ファンタスティックムーンは、–11 Mr Hollywood ミスターハリウッドをダービーで下している。

セントレジャーを勝った、ハーツクライ産駒の、注15 Continuous コンティニュアス。

レース結果

01着 穴13  Ace Impact  C. Demuro  2’25”50
02着 単06  Westover  1.75馬身  
03着  03  Onesto  短アタマ  
04着  09  Through Seven Seas  1.25馬身  
05着 注15  Continuous  クビ  
06着  05  Bay Bridge  2.5馬身  
07着  01  Sisfahan  ハナ  
08着  12  Feed The Flame  短アタマ  
09着 対07  Hukum  アタマ  
10着  04  Simca Mille  短クビ  
11着 本14  Fantastic Moon  アタマ  
12着  08  Place du Carrousel  5馬身  
13着  10  Free Wind  アタマ  
14着  02  Haya Zark  1.5馬身  
15着  11  Mr Hollywood  1.5馬身

レース展開

レース映像

穴13 Ace Impact エースインパクトは後方、並んでいる位置には、09 Through Seven Seas スルザセブンシーズでした。

馬場は軽いので、末勝負の2頭。

さらに後方に03 Onesto オネストがいて、単06 Westover ウェストーヴァーだけは、前。

結果からすると、単06 Westover ウェストーヴァーは、相当やったということですね。前の方で残ったのは、4番手の05 Bay Bridge ベイブリッジだけですからね。

とはいえ、流れて縦長というほどではなく、スローにはスローなんでしょうがね。

そういういみでは、ルメール騎手の位置は、抜群だったということか。

03 Onesto オネストも、ノーマークの馬に成り下がっていましたが、位置取りは最後方で、ギュイヨン騎手の直線決め打ち。

そう考えると、単06 Westover ウェストーヴァーは頑張りました。キングジョージに続く2着。

ちなみに、ハーツクライの仔注15 Continuous コンティニュアスも後方待機組でしたから、今回は、日本と縁のある何かを持つ馬には、いい馬場だったといえそうですね。

日本の馬にはいい馬場でした。とはいえ、参加してここまで来て、ここまで日にちがたたないとわからない頃ですけどね。

血統

穴13 Ace Impact エースインパクトは、サドラーズウェルズ系クラックスマン産駒。母父ダンジグ系アナバーブルー。

こぼれ話

2022 10 02 日曜 : Longchamp ロンシャン競馬場

4レース – Prix de l’Arc de Triomphe 凱旋門賞 2022

16h05
平地 – G1 – 5 000 000ユーロ – 2400m – 20頭
3歳以上

予想印

–01  Mishriff  17  M5  59.5  W. Buick
本02  Torquator Tasso  18  M5  59.5  L. Dettori
–03  Mare Australis  19  M5  59.5  B. Murzabayev
–04  Sealiway  15  M4  59.5  M. Barzalona
–05  Alenquer  12  M4  59.5  T. Marquand
–06  Deep Bond  05  M5  59.5  Y. Kawada
–07  Broome  14  M6  59.5  W.-M. Lordan
–08  Stay Foolish  20  M7  59.5  C.-P. Lemaire
–09  Mostahdaf  16  M4  59.5  J. V. Crowley
対10  Mendocino  01  M4  59.5  R. Piechulek
注11  Titleholder  10  M4  59.5  K. Yokoyama
–12  Bubble Gift  13  M4  59.5  O. Peslier
–13  Grand Glory  09  F6  58  M. Guyon
単14  Alpinista  06  F5  58  L. Morris
–15  Vadeni  02  M3  56.5  C. Soumillon
–16  Al Hakeem  04  M3  56.5  C. Demuro
–17  Onesto  11  M3  56.5  S. Pasquier
–18  Westover  07  M3  56.5  R. Hornby
–19  Do Deuce  03  M3  56.5  Y. Take
穴20  Luxembourg  08  M3  56.5  R.-L. Moore

レース予想

Pyledriver パイルドライバーという馬がいます。

この馬、凱旋門賞には出走しませんが、今年のキングジョージの勝馬です。

このレースの2着馬が、昨年の凱旋門賞馬–02 Torquator Tasso トルカータタッソということになります。

さて、このパイルドライバーは、香港では、日本のグローリーヴェイズの2着に敗れ、ドバイでは、シャフリアールの4着に敗れています。

これに敗れた–02 Torquator Tasso トルカータタッソは、論外馬なのか?といえば、そうではなく、昨年の凱旋門賞馬ですね。

もう、日本馬が活躍するジャパンカップはもちろん、香港、ドバイあたりとは、欧州の馬場は違うということでしか説明できません。ずーっと、ずーっと言われている事ですが、クロフネや、ヴァーミリアンのような両刀使いはなかなかいない。

ヴァーミリアンは、あのエルコンドルパサー産駒ですし、エルコンドルパサーもダート3連勝からの馬ですしね。

結局参戦しませんでしたが、テイエムオペラオーが参戦していたら、どんな結果でしたかね?

さて、敗れはしたものの、ドーヴィル大賞2着は、ステイゴールドの血の適性を思い知らされる結果でした。3着との差も、展開もそうですが、やはり、欧州芝用スタミナ適性はある程度あるようです。

–19 Do Deuce ドウデュースも、父は欧州で結果残してますし、父母の血も、トニービンで、到着直ぐのレースでは敗れましたが、変わり身は期待。

–06 Deep Bond ディープボンドも、ダンシングブレーヴの血を曳いてますから、ロンシャンの適性は全くないわけではないでしょうが、一応の結果は昨年出ています。

さて、–11 Titleholder タイトルホルダー。

母型は、モンジューにミルリーフの血。父型は、エアグルーヴですから、トニービンにノーザンテーストから、キンカメはミスタープロスペクター。キングマンボは、ロンシャン凱旋門賞血統の源、スペシャルの血を引きます。

楽しみですね。

キングマンボは、その母名牝ミエスクの血がファイントップの血を引くので、サッカーボーイと同じラインである、ステイゴールドとも似ている。

リボーの血を引くところも、重得意の所以か?

今年敗れてますが、日本の馬が勝てない理由は、馬場にありですから、今年キングジョージでにパイルドライバーに敗れたトルカータタッソは、ロンシャン戻ればというのは、十分以上ありうる。負けたと言っても2着ですし、力落ちたとは?思えないですね。昨年より、厳しいレースを戦ってきてますし。

確かに負けてませんが、裏稼働をうまく抜けた感のある–14 Alpinista アルピニスタは、この骨のあるメンバー相手でどこまで結果残せるのか?

血統的にも、–20 Luxembourg ルクセンブルグは、サドラーズウェルズとダンジグとスペシャルの血を全て含む凱旋門賞血統。

同じくスペシャルの血を引くのは、タイトルホルダーが、ドゥラメンテがキングマンボ系です。さらに、母父はサドラーズウェルズのライン。いやいや、これはすごいですね。エルコンドルパサーみたいですな。

–17 Onesto オネストもサドラーズウェルズ系フランケルですから、スペシャルの血を引きます。

–15 Vadeni ヴァデニも父チャーチルはサドラーズウェルズ系ですから、スペシャルの血を引きます。

このあたりで言えば、他にも、このラインの血を引く馬はいるわけですから、勝負はここからです。

ロンシャンで行われる凱旋門賞は、日本の競馬場のちょうど倍程の高さ(10m)をのぼって、左奥からズーッと下ってきて直線になるわです。

箱根の山下り6区でもそうですが、下りで脚を使ってしまうと、最後の長い直線で止まってしまいます。

これが、最大のクセモノで、箱根駅伝同様、超長い10mの高低差の下りで、脚を使ってはいけません。なので、逃げていても悠々逃げて残しておかねばならないのです。これが、クセモノ。

10mの高低差とは、マンションの4階から地上に下ってくるようなものです。天井低いアパートなら5階からですかね。

日本のような競馬場での逃げを決める為には、相当のスタミナが坂下で温存されていないといけません。これが、逃げたわけでもないオルフェーブルからでさえ、スタミナを奪ったのです。

この最後の最後にヨウイドンという名がい挑戦でのスタミナをどう温存しうるかが直線の勝負を決めます。

今年は雨だそうですが、我々は、明らかに、オルフェーブルの横を抜けるソレミアを見ました。京都は似ていますが高低差が相当違います。

印を付けた馬は、どれも有力馬と目されていますが、ほぼ、この血統に収まっています。

最後に、いままで、大穴を開けた馬は、バーデン大賞出身馬が多い。ということで、今年4頭立てのバーデン大賞で、昨年の凱旋門賞馬–02 Torquator Tasso トルカータタッソを破った–10 Mendocino メンドシーノを要注意しておきます。この馬、斤量が上昇すると、好走するので、斤量増を苦にしないんですね。凱旋門賞の古馬は、微妙ですが、限りなく60に近い59.5。

大穴を開けるのは、1着も2着もバーデン大賞馬が多いんですが、この斤量に秘密はありそうです。

レース結果

01着 単14  Alpinista  L. Morris  2’35”71
02着  15  Vadeni  半馬身  
03着 本02  Torquator Tasso  クビ  
04着  16  Al Hakeem  2馬身  
05着  13  Grand Glory  1.5馬身  
06着  18  Westover  3馬身  
07着 穴20  Luxembourg  短クビ  
08着  07  Broome  1馬身  
09着  05  Alenquer  短アタマ  
10着  17  Onesto  半馬身  
11着 注11  Titleholder  4馬身  
12着 対10  Mendocino  1馬身  
13着  01  Mishriff  4馬身  
14着  08  Stay Foolish  短クビ  
15着  03  Mare Australis  3馬身  
16着  04  Sealiway  1馬身  
17着  12  Bubble Gift  2馬身  
18着  06  Deep Bond  12馬身  
19着  19  Do Deuce  6馬身  
20着  09  Mostahdaf  3/4馬身

レース展開

レース映像

注11 Titleholder タイトルホルダーは行きました。これはこれでよかったですね。

続いて、–07 Broome ブルームが行きました。

結果、この馬が、全ての日本馬に先着することになります。

06 Deep Bond ディープボンドも前目を進み、フランスを良く知るルメール騎手のステイフーリッシュは馬群の前目の位置につけていました。

しかし、必死に追い始める注11 Titleholder タイトルホルダーの脇で、何してるの?と言わぬばかりの単14 Alpinista アルピニスタ。見事に、先頭押切を決めました。

本02 Torquator Tasso トルカータタッソもロンシャン巧者らしい、素晴らしい脚でしたが、内へ、内へ、馬場の良い所を狙って切れ込むスミヨンマジックで頑張る15 Vadeniの最後の頑張りに屈して3着。

それにしても、本当に、箱根駅伝の6区山下りの最後の直線を見ている気分になりますね。

そういえば、今年予想の、印付けた内の2頭、タイトルホルダーと、メンドシーノは、仲良くそろって1馬身差でゴールしました。

他、3歳馬が意外に頑張ったな!と思うこと、16 Al Hakeem アルハキーム、13 Grand Glory グランドグローリーが掲示板に載った事も大きな話題ですね。

このおかげで、5連単は4万6千ユーロですからね。650万ですよ!5連複でも200倍ですしね。全部に印打つだけでも大変です。

血統

勝った単14 Alpinista アルピニスタは、サドラーズウェルズ系フランケル産駒。母父ニジンスキー系エルナンド。フランスの障害でも、席巻する血統の一つは、ニジンスキー系SAINT DES SAINTS サンデサン。日本に輸入されてダメだったラムタラもまあこうした血統ですね。父テイエムオペラオー、母父ラムタラという馬も日本にはいましたが、そんな感じの血統と思われますね。

こぼれ話

たしか、つい先日も、日本の地方競馬で走っている?走っていた?馬の下の世代の馬が、欧州で、重賞だかG1勝ってたような気がするので、適性場所というのは、馬の人生に大きく左右するような気がしますね。

もちろん、それでも、こうした身勝手な回顧も、日本馬の挑戦を見守ることも、ロマンですね。関係者や馬は大変でしょうが、ファンは、身勝手に想像だけできますからね。

日本の競馬場では、未勝利だったものの、日本の古き良き血統だけで選んだ馬が、前哨戦か、前々哨戦ら凱旋門賞挑戦して、僅差勝利なんてロマンもちょっと見てみたい気もします。毎年、ダート重賞勝馬から血統だけで選ばれた馬が、ヴィコンテッスヴィジエ賞からフォワ賞、そして凱旋門賞とかね。

でも、日本でも、欧州でもという血統じゃないと、ただの道楽すぎて、ビジネスや商売にはならなそうですね。

どうせなら、ついでに、高低差のある競馬場で、平地とクロスカントリーと速歩を開催するような日本の競馬場も夢想しますね。

欧州には、こんな独特な競馬場いっぱいあるわけですがね。

また、勝負外になったからではありますが、日本の馬も、今年活躍していた、ミシュリフや、メアオーストラリスとは、同じような位置でゴールしています。もっとも、後方の位置の馬の順位にどれだけの意味があるか?でもありますがね。

また、楽しい来年の秋を、それまで、他の競馬で楽しんで待ちます!

フランス競馬古馬

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