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フランス競馬障害:Prix Léon Rambaud – レオン・ランボー賞

フランス競馬ハードル
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Mid Dancer ミッドダンサー対Princesse d’Anjou プランセスダンジュー対平地のスタミナ王Kasbah Blissカスバーブリス、Monoalco モノアルコ、Questarabad ケスタラバッド連覇と、敗れた名馬Or Noir de Somoza オールノワールドゥソモザ、Nikita du Berlais ニキータデュベルレ、Gémix ジェミックス、Blue Dragon ブルードラゴン連覇、敗れた借りを返したDe Bon Coeur ドゥボンクー、L’Autonomie ロトノミー連覇と3連覇を防いだHermès Baie エルメスベと3強時代を築いた2着Thelème テレーム。

仏障害におけるハードルの名馬が多く経由するこのレース。オートゥイユ大ハードルのプレップレースである。

平地の華やかさに比べ、こちらは、本物の競馬ファンが多いという印象だ。トロットもそうだが、活躍年数が長いことも、フランス馬が強いこともあろう。上記の馬たちは、何度も何度もお目にするからだ。

目次

2024/04/21 日曜 : Auteuil オートゥイユ競馬場

6レース – Prix Léon Rambaud レオン・ランボー賞 2024

17h00
ハードル – G2 – 170 000ユーロ – 4300m – 8頭
5歳以上

予想印

–01 True Tiger H7 68 D. Mescam
穴02 Garrick Harmony H6 68 N. Gauffenic
注03 Hooligan H9 68 F. de Giles
–04 Kapteen H9 66 J. Reveley
単05 Zarakhan H5 65 V. Morin
–06 Sambrillon F8 64 G. Richard
対07 Royale Milady Has F5 62 L. Zuliani
本08 July Flower F5 62 K. Nabet

レース予想

Prix Juigné ジュイニェ賞は、穴02 Garrick Harmony ガーリックハーモニーの勝利に終わり、本08 July Flower ジュライフラワーの2着だが、穴02 Garrick Harmony ガーリックハーモニーは、2キロ増。

リステッドを快勝してきた、対07 Royale Milady Has ロイヤルミラディアス。

底見せずリステッド勝ち上がった、単05 Zarakhan ザラカン。

斤量4キロ減る、注03 Hooligan ウーリガン。

レース結果

01着注03 Hooligan F. de Giles 5分20秒29
02着単05 Zarakhan 9馬身 
03着本08 July Flower 6馬身 
04着 01 True Tiger 7馬身 
05着穴02 Garrick Harmony ハナ 
06着対07 Royale Milady Has 18馬身 
07着 04 Kapteen 3馬身 
08着 06 Sambrillon 3馬身

レース展開

レース映像

04 Kapteen カップティーン、06 Sambrillon サムブリヨン、注03 Hooligan ウーリガンと飛ばしていきます。

これに、単05 Zarakhan ザラカンも絡んでいき、前のペースはなかなか落ちない感じではありますね。

ある程度の先行キープのまま、注03 Hooligan ウーリガンが先頭で、直線に戻ってきます。

そのまま、後続との差をキープしたまま、ペース落ちず優勝。16戦して掲示板外さぬまま、9連帯6勝。

血統

注03 Hooligan ウーリガンは、ブランドフォード系AIZAVOSKI エザヴォスキ産駒。ニエル賞のCAVALRYMAN キャバルリーマンの3着馬である。CAVALRYMAN キャバルリーマンも、なにかと勝てない印象あるが、パリ大賞馬である。

こぼれ話

2023/04/23 日曜 : Auteuil オートゥイユ競馬場

6レース – Prix Léon Rambaud レオン・ランボー賞 2023

17h00
ハードル – G2 – 170 000ユーロ – 4300m – 8頭
5歳以上

予想印

本01 Thelème H6 72 G. Masure
対02 Hermès Baie H6 72 B. Lestrade
–03 Henri le Farceur H6 69 J. Reveley
–04 Goa Lil H7 67 F. de Giles
–05 Kapteen H8 66 N. Gauffenic
–06 Folsom Prison H8 66 J. Da Silva
–07 Sampark H12 66 T. Beaurain
穴08 Spirit of The Moon H5 64 L. Philipperon

レース予想

本01 Thelème テレーム 対 対02 Hermès Baie エルメスベ。

割って入るのならPrix Hypothèse イッポテーズ賞3着の、穴08 Spirit of The Moon スピリットオブザムーン。

レース結果

01着 04 Goa Lil F. de Giles 5分14秒66
02着本01 Thelème 3馬身  
03着 06 Folsom Prison 2.5馬身  
04着対02 Hermès Baie 20馬身  
05着 03 Henri le Farceur 12馬身  
06着 05 Kapteen 5馬身  
07着穴08 Spirit of The Moon 大差  
中止 07 Sampark -

レース展開

レース映像

04 Goa Lil ゴアリルが逃げの一手にでます。7,8馬身は離しましたかね?

そこそこ追いかけたのは05 Kapteen カップティーン’だけで、その差も徐々に広がります。

勝負所の3コーナーでも、まだまだ10馬身近い差がありますが、ここで息を入れる余裕が04 Goa Lil ゴアリルに。

馬場を選んで選んで大外ラチ沿いに向かう04 Goa Lil ゴアリル。

最後に迫ってきた本01 Thelème テレームも完封。逃げ切りました。

上り馬の多い、G3での出来事というわけではないですからね。相手は、休み明けとはいえ、トップホース。それなりの価値のある勝利で、本番でも、逃げるのかどうか?楽しみになりますね。

対02 Hermès Baie エルメスベは、4着でしたが、本番はまだ先。とはいえ、ライバルになる 本01 Thelème テレームは2着してますから、少々水があきました。

血統

04 Goa Lil ゴアリルは、ブランドフォード系SAMUM ザムム産駒。ドイツダービー馬にして、バーデン大賞馬である。

母父トライマイベスト系LOST WORLD ロストワールド。LOST WORLD ロストワールドは、2歳G1のジャン・リュック・ラガルデール賞勝馬で、日本の知名度で行けば、カーリアンの仔テンビーが、このレースを前年に勝っている。いかにも仏障害血統で出ていそうな名前である。

2022/04/30 土曜 : Auteuil オートゥイユ競馬場

5レース – Prix Léon Rambaud レオン・ランボー賞 2022

17h45
ハードル – G2 – 155 000ユーロ – 4300m – 6頭
5歳以上
取消 : 2

予想印

本01 L’Autonomie F7 70 A. Zuliani
消02 Porto Pollo H7 68 Non-partant
対03 Thelème H5 68 P. Dubourg
単04 Hermès Baie H5 68 B. Lestrade
–05 Folsom Prison H7 67 J. Da Silva
–06 Eclair du Maffray H8 66 B. Meme
穴07 Colbert du Berlais H5 64 L. Philipperon

レース予想

レースはストライキで前週からここへ移動。

負けたとはいえ、不良馬場で逃げ切られた感もある本01L’Autonomie ロトノミー。
衰える年齢でもなく、叩いて前進。

始めて、強豪とあたり、わずかに競り負けた対03Thelème テレームだが、まだ、4着以下はなく、ほぼ連帯堅実の実力。
5歳馬、伸び盛りで、こちらは、さらなる前進を目指す。

一方、ついに付いてしまった土。それでも、色あせる実績ではなく、叩いて一気に前進もありうる単04Hermès Baie エルメスベ。生きのいい5歳馬が、古豪女王に挑む一戦。
女王の本気の前に、土をつけておきたい。

昨秋、対03Thelème テレームの2着。今回は、斤量差あり、前進可能な穴07Colbert du Berlais コルベールデュベルレ。

レース結果

こちらのレースも4月24日からの延期でした。

01着単04 Hermès Baie B. Lestrade 5分03秒88
02着対03 Thelème 4.5馬身  
03着本01 L’Autonomie ハナ  
04着穴07 Colbert du Berlais 30馬身  
05着 05 Folsom Prison 9馬身  
落馬 06 Eclair du Maffray

レース展開

結果としては、新興勢力で前走は返り討ちに合っていた04Hermès Baie エルメスベが優勝。
僅差ながらも、01L’Autonomie ロトノミーは3着まで。それでも、本番は楽しみな位置でのゴール。
そこに顔を出したのは、堅実対03Thelème テレームでした。

自信の01L’Autonomie ロトノミーが先行しました。

その内に並んで04Hermès Baie

中団に対03Thelème テレーム。

3強の争いでしたが、最後に突き放した04Hermès Baie エルメスベは、どうだ!の勝ちっぷりでした。

ただ、ここ前哨戦。01L’Autonomieは、他の2頭より2キロ重い斤量ですからね。本番は、年齢と性別での違いもあり、同斤のはずです。どちらにしても、01L’Autonomieにはその分有利に働きます。

血統

04Hermès Baieは、父、フォワ賞で2着のクリヨン。
フォワ賞

母父は、リファール系MURMUREムルミュール。

このムルミュールという馬は、仏G3にパレロワイヤル賞で2着している馬なんですが、このときの3着馬が、スキーチーフ。

今のサンデーサイレンス旋風の始まった年にサンデーサイレンス産駒のライバルとして人気を博した芦毛のスキーキャプテンの兄である。

こぼれ話

堅実に走っている03Thelème テレームですが、この馬父は、サイドステップという馬で、豪州馬です。
サイドステップは、ダンジグ系なんですが、母父にスタミナの元、レインボウクエストが入ってます。

キタサンブラックの母父も、サクラバクシンオーです。
代をふれば、いろんな血がまざり、どんなところから、遺伝していくのかはわかりません。

キタサンブラックの母父は、ジャッジアンジェルーチですし、ここからは、障害を席巻したゴーカイもでていますが、ゴーカイの兄ユウセンショウも長距離重賞勝馬ですしね。

こうした血統から、配合次第によっては、また、スピードを持った馬が生まれてこないとも限らないのでしょうね。
だから、競馬と血の流れは楽しく、むつかしく、面白い。

血統など分からないと言ってしまえば、それで終わりですが、ストーリー化していくことで、単純にこちらの楽しみが増えると考えると、それはそれでいいですね。わからないから、楽しめるストーリーが後づけでできるわけですからね。

フランス競馬ハードル

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