少なくとも、2017年までにこのレースがあったのか?
2018年以降はあるようであるが、ちょっと、記憶には無かった。
ロワイヤリュー賞が、長距離G1になったことが、大きいだろう。
長距離戦が追加されるのは、時代の流れからは珍しいが、そういうカテゴリーもそういうカテゴリーが得意な馬にとって必要であるし、さまざまな系譜が連なっていくことは、血にとっても、文化にとっても大事なことに違いない。
そしてもう一つは、ゴールドリヴァーは凱旋門賞馬で、牝馬であるということだ。
この馬から4代経つと、ゴルディコヴァが生まれる。
同世代のザルカヴァとの牝馬対決もあり、凱旋門賞馬ではないが、世界を股に掛けた名牝に違いない。
こうした施策は、おそらく、多種多様な血のつながりを生んでゆくのであると思われますね。
世界が植民地獲得に明け暮れる中、高山植物を集めていた国らしいと言えばそうだ。
23/05/07 日曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
2レース – Prix Gold River – Fonds Européen de l’Elevage ゴールドリヴァー賞
15h55
平地 – LR – 48 000ユーロ – 2800m – 9頭
4歳以上
予想印
注01 Melo Melo 08 F4 56 M. Guyon
穴02 Lastotchka 01 F4 56 T. Bachelot
–03 Flyingbeauty 02 F6 56 A. Pouchin
本04 Sea The Sky 09 F4 56 B. Murzabayev
–05 Aude 07 F4 56 A. Crastus
対06 Urban Artist 06 F8 56 C. Soumillon
–07 Calliepie 05 F4 56 L. Boisseau
–08 Galifa 03 F5 56 T. Trullier
単09 La Mehana 04 F4 56 C. Demuro
レース予想
長めの距離で穴馬輩出するPrix Lord Seymour ロードシーモア賞で2着した、注01 Melo Melo メロメロ。
G3となった、Prix Belle de Nuit ベルドゥニュイ賞G3を勝ってきた、穴02 Lastotchka ラストチカ。
Prix Right Royal ライトロイヤル賞2着の–03 Flyingbeauty フライイングビューティ。
G1ロワイヤリュー賞5着の、本04 Sea The Sky シーザスカイ。
G2 Lillie Langtry Stakes リリーラングトリーS2着の、対06 Urban Artist アーバンアーティスト。
リステッドのPrix Michel Houyvet ミッシェルウイヴェ賞を勝って、Prix Chaudenay ショードネー賞5着、今年もPrix Zarkava ザルカヴァ賞たたいた、単09 La Mehana ラメアナ。
僅差の争いとなりそうだ。
レース結果
01着 注01 Melo Melo M. Guyon 3’13”92
02着 穴02 Lastotchka 3.5馬身
03着 08 Galifa 1.25馬身
04着 07 Calliepie クビ
05着 05 Aude アタマ
06着 対06 Urban Artist 3馬身
07着 03 Flyingbeauty クビ
08着 単09 La Mehana 6馬身
09着 本04 Sea The Sky 半馬身
レース展開
中団外追走の注01 Melo Melo メロメロ。
カメラには、レンズ本体に滴る雨といった映像。
Pénétromètre ペネトロメートルは、4.2の不良馬場。
きれいに2列縦隊になって、右奥のてっぺん目指して、坂を上っていきます。
坂を下り直線に入ると、この馬場でグイグイ伸びてきたのは、注01 Melo Melo メロメロでした。
この馬場得意なのもあるでしょうし、スタミナもあるということですね。前走のリステッドPrix Lord Seymour ロードシーモア賞2着。ただ、この馬、不良でも気にしないということであって、重以外でも走れます。
血統
注01 Melo Melo メロメロは、サドラーズウェルズ系GLENEAGLES グレンイーグルス産駒。母父ストームバード系ストームキャット。
こぼれ話
22/05/12 木曜 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
2レース – Prix Gold River – Fonds Européen de l’Elevage ゴールドリヴァー賞
17h50
平地 – LR – 48 000ユーロ – 2800m – 12頭
4歳以上
予想印
対01 Jannah Flower F4 56 S. Pasquier
–02 Beholding F4 56 C. Soumillon
–03 Any Time Soon F4 56 H. Besnier
注04 Love Child F4 56 O. Peslier
本05 Natsukashi F4 56 J. Mobian
–06 By My Side F5 56 G. Benoist
–07 Normfliegerin F4 56 T. Piccone
–08 Shine For You F4 56 A. Lemaitre
–09 Giannah F4 56 Mme S. Mokrosova
–10 Lubiane F6 56 Mlle M. Vélon
穴11 Control Tower F5 56 C. Demuro
単12 Solania F4 56 M. Guyon
レース予想
まずは、(懐かし)という名の馬が出走する。
本05Natsukashiは、おそらく日本語であるとは思うのだが、確証はない。
リステッド2着から、いきなりのディアヌ賞参戦(最下位)であったのだが、期待はされていたのだろう。
その後、先日ようやく、クラス2を勝った。
ちなみにこのレース、2019年には、ディープ産駒のBartaba バルタバが勝っている。
距離短縮が世の趨勢の中、逆方向に振るのが、さすがサステナブルなフランスらしいと思える施策である。
また、G3ミネルヴ賞5着の対01Jannah Flower ジェナフラワー。
サンクルー大賞馬にもなった、名牝PLUMANIAの孫にあたる単12Solania。
ロワイヤリュー賞6着、
ロワイヤリュー賞6着、穴11Control Tower コントロールタワー。
11Control Tower コントロールタワー。
他、サンタラリ賞5着、ショードネー賞7着の注04Love Child ラヴチャイルドなども、上位候補。
各レースで、やり損ねてきた馬たち、晩成の血とスタミナの血が、秋にかけて伸びてゆく前哨戦的レースである。
レース結果
01着 対01 Jannah Flower S. Pasquier 3’05”22
02着 注04 Love Child 1馬身
03着 03 Any Time Soon 短クビ
04着 06 By My Side 2馬身
05着 08 Shine For You クビ
06着 単12 Solania アタマ
07着 本05 Natsukashi 短クビ
08着 穴11 Control Tower 1馬身
09着 10 Lubiane 2.5馬身
10着 07 Normfliegerin アタマ
11着 09 Giannah 1馬身
レース展開
3列縦隊のスローでしたね。
05Natsukashi ナツカシは最後方追走。
下り坂でスピードアップしているように見えますが、以前スロー。
直線に入ると、2列目から外、対01Jannah Flower ジャナフラワーが伸びて快勝。
05Natsukashi ナツカシは伸びるも、中団までが精いっぱいでした。
血統
対01Jannah Flower ジャナフラワーは、ダンジグ系OLYMPIC GLORY オリンピックグロリー産駒。母父サドラーズウェルズ系モティヴェーター。
姉FLEETING フリーティングは、英G2メイヒルS勝。