まずは、4歳春頂点Prix Ferdinand Dufaure フェルディナン・デュフォーレ賞を目指す馬たちだ。
障害のダービーと言っていい。
秋もあるが、なんと言っても春は障害の季節。
古馬のパリ大障害もあるしね。
23/04/23 : Auteuil オートゥイユ競馬場
1レース – Prix Jean Stern ジャンステーン賞 2023
13h58
チェイス – G2 – 235 000ユーロ – 4400m – 6頭
4歳
予想印
–01 Janeiro Verde H4 66 出走取消 D. Sourdeau de Beauregard
対02 Okkido H4 65 F. Bayle A. Chaillé-Chaillé
単03 Jojo Lapin H4 65 F. de Giles D. Cottin
本04 Goliath du Rheu H4 65 A. Zuliani F. Nicolle
–05 Castellet H4 65 D. Ubeda M. Seror
穴06 Not Too Bad H4 65 D. Gallon A. Chaillé-Chaillé
–07 Jigtsar Pam H4 65 T. Andrieux Y. Fouin
レース予想
前哨戦のG3 Prix Fleuret フルーレ賞の上位、本04 Goliath du Rheu ゴリアットデュルーと、対02 Okkido オッキド、6着が、–07 Jigtsar Pam ジグサーパン。
前走落馬もそれまで連勝の、単03 Jojo Lapin ジョジョラパン。
3歳ハードルG1カンバセール賞2着の、穴06 Not Too Bad ノットゥーバッド。
レース結果
01着 本04 Goliath du Rheu A. Zuliani 5’46”51
02着 対02 Okkido 3.5馬身
03着 穴06 Not Too Bad 17馬身
04着 単03 Jojo Lapin ハナ
05着 07 Jigtsar Pam 大差
06着 05 Castellet 半馬身
レース展開
2番手追走していく本04 Goliath du Rheu ゴリアットデュルー。
重い不良馬場の中、勝負所の3コーナーで前進してゆく本04 Goliath du Rheu ゴリアットデュルー。
直線勝負でグイグイ加速する本04 Goliath du Rheu ゴリアットデュルー。ついてきたのは、対02 Okkido オッキドだけでした。
血統
Goliath du Rheu ゴリアットデュルーは、ニジンスキー系CASTLE DU BERLAIS カステルデュベルレ産駒。
CASTLE DU BERLAIS カステルデュベルレは、アンガンのリステッドを制したのみの馬。
母父は、リュパン賞とクリテリウムドサンクルーを制した、ノーザンダンサー系VOIX DU NORD ヴォワデュノール。
こぼれ話
22/04/24 : Auteuil オートゥイユ競馬場
5レース – Prix Jean Stern ジャンステーン賞 2022
16h25
障害 – G2 – 210 000ユーロ – 4400m – 7頭
4歳牡馬牝馬
まずは、4歳春頂点Prix Ferdinand Dufaureフェルディナン・デュフォーレ賞を目指す馬たちだ。
障害のダービーと言っていい。
秋もあるが、なんと言っても春は障害の季節。
古馬のパリ大障害もあるしね。
予想印
本01 Latino des Isles H4 69 T. Lemagnen
–02 Victtorino H4 65 C. Lefebvre
–03 Tonguetted H4 65 J. Reveley
–04 Saint Paris H4 65 F. Bayle
穴05 Sans Bruit H4 65 K. Nabet
対06 La Manigance F4 63 T. Chevillard
–07 Ikoriko F4 63 T. Gillet
レース予想
斤量は重くなりますが、昨年の3歳王者にして、その後も連勝中の本01Latino des Isles ラディノデジル本命視。
ここ通過すると、本番はさらにさらにの大本命に。
Martaline マルタリンは、リナミクス産駒。以前、凱旋門賞を席巻していた血統でもありますが、古い競馬ファンなら、おなじみのベリファ、メンデス親子が日本で種馬として活躍。ハシルショウグンが大井でも大活躍したこと自体、凱旋門賞の馬場が、日本の芝とは全く違い、ダートも走れるほどのタフさを必要とすることが分かる。
最近は、こうした血統が、フランスの凱旋門賞ではなく、パリ大障害で見かけるようになった。
それだけ、日本馬の凱旋門賞好走の可能性も上がっているのかもしれないし、どんな血や力が日本馬に足りないのかも研究できそうな余地もある。
ツインクルブライドという小柄な牝馬が日本にいたが、リファール×グレイソブリン。
この組み合わせ自体フランスっぽい血統でもあるが、ダートも走った記憶があるし、そういう馬が走っていたのだと感慨深くもなったりしますね。
そうそう、グレイソブリンも足蹴旋風ありましたしね。
つい最近では、記事にしたSkalleti スカレッティなどもグレイソブリンですしね。
さて、他には、牝馬でリステッド勝ち上がった対06La Manigance ラマニガンス。
昨年G3勝、G23着の穴05Sans Bruit サンブリュイ。
レース結果
01着 対06 La Manigance T. Chevillard 5’27”52
02着 穴05 Sans Bruit 1.5馬身
03着 本01 Latino des Isles 3.5馬身
04着 03 Tonguetted 4.5馬身
05着 04 Saint Paris 20馬身
06着 02 Victtorino 30馬身
落馬 07 Ikoriko -
レース展開
03Tonguetted トンゲッテッドが逃げ、穴05Sans Bruit サンブリュイ、本01Latino des Isles ラティノデジルと続き、対06La Manigance ラマニガンスは後方。
予想した馬たちは、こんな位置でレースを進めます。
常のレースと変わらず、3コーナーで加速lが始まると、4コーナーでは、2番手から、穴05Sans Bruit サンブリュイが上がります。
最終障害では、その脇から、ブルーにライトブルー?グレー?の一本輪のシンプルで美しい勝負服が伸びてきます。
最終障害を越えた後の直線での叩きあいをせいしたのは、そのブルーの美しい勝負服でした。
かたかなで書けば、マニガンスになるんでしょうが、発音効いている限りでは、マニゴンスって聞こえますね。
その方が、日本語音に近い。anの音は、日本語的にはオンに近い音だといつも思うのですが、これは人によって聞こえ方も違うのかもしれません。
僕の場合、あっているかどうか、そんなことはお構いなしに、鼻に抜けるような、カタカナであえて書くのなら、オンに近い発音してます。フランス人から、違う!って言われるかもしれませんがね。
血統
父は、NO RISK AT ALL ノーリスクアットオール。グレイソヴリン系です。
グレイですから、芦毛系ですが、若いころはグレイに見えないですね。
同馬も、芦毛のようですが、そう知っていて見ないと、黒っぽくしか見えてません。
母父マルタリン。
父も母父も障害血統ではないところからの馬ですが、グレイソヴリンにミルリーフ、リナミクスにサドラーズ。
さらにトロットサンダーなども出たテディ系の血。
こぼれ話
レースは、4/24日から、ストライキで次の土曜4/30に延期。
延期された結果、土曜のオートゥイユは、日本の競馬と同じような、朝から開催になりました。
このあたり、これでスケジュール調整が付くので、いいと言えばいいですね。
日本なら、翌日月曜開催とかなってしまうので、馬券買いづらくなる。
もっとも、スマホ時代になると、何曜日だろうと、馬券買うことにはそう変わらなくなりますが、場内、場外問わず、そちらで買ったり、知り合いに合ったりする人たちにとっては、ま、味気ない平日仕事中の競馬日和にはなってしまいますがね。