5歳限定のG2戦。同世代の中の有力馬たちは、ある程度限られているが、ここで、遅咲きの馬たちも上がってくる。世代別は最後の年齢だが、もう、古馬6歳以上との対決も多くなる世代。
2023/05/06 土曜 : Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
7レース – Prix Albert Demarcq アルベール・ドゥマルク賞
16h57
アトレ – G2 – 120 000ユーロ – 2850m – 10頭
5歳牡馬牝馬
予想印
対01 Iroise de la Noé F5 2850 Th. Levesque
–02 Igrec de Celland M5 2850 D. Thomain
–03 Ivanka de Jilme F5 2850 M. Abrivard
注04 Invincible Cash M5 2850 M. Mottier
本05 It’s a Dollarmaker (E1) M5 2850 E. Raffin
–06 Instrumentaliste (E1) M5 2850 G. Gelormini
–07 Impressionist M5 2850 L. Baudron
穴08 Idéal Ligneries M5 2850 F. Nivard
単09 Inmarosa F5 2850 L. Abrivard
–10 Inoubliable F5 2850 J.-Ph. Dubois
レース予想
連勝でPrix Robert Auvray ロベール・オーヴレイ賞を制した、本05 It’s a Dollarmaker イッツァドラールマッケール。
G2初挑戦でPrix Henri Levesque アンリルヴェスク賞快勝した、対01 Iroise de la Noé イロワーズドゥラノエ。
これと好勝負した、単09 Inmarosa インマローザ。
本05 It’s a Dollarmaker イッツァドラールマッケールと好勝負だった、穴08 Idéal Ligneries イデアルリニュリー。
同じくそのレースで3着だった、注04 Invincible Cash インヴィンシヴルキャッシュ。
展開一つで変わりそうな拮抗メンバー。
レース結果
01着 穴08 Idéal Ligneries F. Nivard 1’13”1
02着 単09 Inmarosa 1’13”2
03着 対01 Iroise de la Noé 1’13”2
04着 注04 Invincible Cash 1’13”2
05着 02 Igrec de Celland 1’13”3
06着 06 Instrumentaliste 1’13”3
07着 本05 It’s a Dollarmaker 1’13”3
08着 03 Ivanka de Jilme 1’13”4
09着 10 Inoubliable 1’13”8
失格 07 Impressionist -
レース展開
好発は、単09 Inmarosa インマローザでした。
そこへ、外から、対01 Iroise de la Noé イロワーズドゥラノエや、本05 It’s a Dollarmaker イッツァドラールマッケールなどが襲い掛かり先頭を奪っていきますが、勝負所の3コーナーで再び、単09 Inmarosa インマローザがやってきて、その背後には、穴08 Idéal Ligneries イデアルリニュリーなどもやってきて、この世代の中では新興勢力組を、既存有力馬が襲い掛かります。
そして、そのまま外の組が内を差し切っていきました。
勝った穴08 Idéal Ligneries イデアルリニュリーは、勝利はなんと1年半ぶり。前走は2着、前々走は3着と好走するのですが、もう、ずいぶんと勝はなかったんですね。この世代、どんぐりなのか、それとも強力世代なのか、トップ組の争いは激しいですね。
血統
穴08 Idéal Ligneries イデアルリニュリーは、カクテルジェット系REPEAT LOVE リピートラヴ産駒。
R世代はとにかく強かったので、その中でこの馬も重賞をいくつかとっています。
こぼれ話
2022/05/07 土曜 : Vincennes ヴァンセンヌ競馬場
6レース – Prix Albert Demarcq アルベール・ドゥマルク賞
16h50
アトレ – G2 – 120 000ユーロ – 2850m – 10頭
5歳牡馬牝馬
T世代の重鎮となるTiégo d’Etang ティエゴデトンや、アトレモンテの両刀使いに成り上がるArlington Dream アーリントンドリームなんかもここ通過。
他、大御所がここに出ていたという形跡はない。
予想印
印 馬番 馬名 性別年令 距離 騎手
–01 Have a Dream M5 2850 M. Abrivard
–02 Hip Hop Haufor M5 2850 Ch. Bigeon
単03 Happy Valley F5 2850 J.-Ph. Dubois
穴04 Hallix F5 2850 E. Raffin
–05 Hastronaute M5 2850 Y. Lorin
注06 Hatchet Man M5 2850 A. Barrier
–07 Héliade du Goutier F5 2850 G. Gelormini
–08 Hussard du Landret M5 2850 B. Robin
対09 Hooker Berry M5 2850 J.-M. Bazire
本10 Hohneck M5 2850 F. Lagadeuc
レース予想
H世代は、まず名前で、何頭か、かねてからの固定された実績上位馬がいる。
この強い組の馬のなかから、応援馬を決めてG1戦線に臨んでゆくが、一番の楽しみ方か?
そうでないと、いつも強い何頭かのボックスを勝っては、元を取りつつ、時には失って、目減りをする馬券を買い続けることになる。どうせ、外れるのなら、どういう馬券だったとしても同じだというのにだ。
さて、ここでは、馬番からも想像できるが、主力は本10Hohneck オネックと対09Hooker Berry ウーカーベリーである。
かねて実績上位だったが、おいてきぼりになっているのが、注06Hatchet Man アチェットマンで、この上に並ぶ馬たちの内、上位馬に名の入らなかった馬たち、すなわち、7番8番は、最近上位に顔を出し始めた組で、最上位組には敵っていない馬たちだ。
他は下のクラスの馬になるが、そのなかで成績のいい最近とみに名を見かける単03Happy Valley ハッピーバレーを覗いてみれば、これは、一気に勝ちまくり、ついにG2まで奪取していることが分かる。
他、ラッファンがドライブする穴04Hallix アリックスという馬がいるが、これは、G1連帯馬であるが、よく見れば、騎乗速歩のモンテ戦であって、アトレの実績ではない。
ただ、ドライバーがラッファンという名手だけに、え?もしかして?とうこともありうるのだろうか?
どれか切れ!と言われるオッズなら、これを外すけどねぇ。ただ、ドライバーはいつも不可能を可能にする男だ。
こんな構図である。
まずまず、こんな構図であって、このまま、たいていは人気が並ぶと思われるが、そこから馬券をどうするか?は各々の楽しみ方次第ということになる。
レース結果
01着 対09 Hooker Berry J.-M. Bazire 1’12”5
02着 本10 Hohneck 1’12”6
03着 02 Hip Hop Haufor 1’12”6
04着 単03 Happy Valley 1’12”6
05着 01 Have a Dream 1’12”9
06着 07 Héliade du Goutier 1’13”0
07着 注06 Hatchet Man 1’13”2
08着 05 Hastronaute 1’13”2
09着 08 Hussard du Landret 1’13”2
10着 穴04 Hallix 1’13”3
レース展開
06Hatchet Man アチェットマンの逃げでレースが推移。
大逃げですね。
実力があった馬なので、いろんなチャレンジで、この馬の力を発揮させようとする試みとも思えます。
しかし、あっという間に、06Hatchet Man アチェットマンの背後が、有力馬10Hohneck オネックがロックオン。
この2頭を見ながら、4番手には既にバジールの09Hooker Berry ウーカーベリー。
4コーナーでは、2強の争いに。
追って、追って、追って。
最後は09Hooker Berry ウーカーベリーが差し切りました。
2強が2強のレースでした。
血統
09Hooker Berry ウーカーベリーは、父は最強B世代のなかの1頭BOOSTER WINNER ブースターウィナー。母父CABALLIO IN BLUEですが、特筆すべきは、お母さんがOSAKA BERRY オオサカベリー。大阪ですね。重賞に出走していたので、名前的に憶えています。
こぼれ話
OSAKA BERRYという馬の仔が出てきましたと、上の血統欄に書きました。
ですが、オオサカベリーと書いたのですが、おそらく、オザカベリーではないかと。
なぜなら、母音と母音に挟まれたSは、Zの発音になるからです。
大阪であろうとなかろうと、綴りを見た瞬間に、条件反射でオザカになってしまうと思われます。
おおさか が オオザカ であるのならともかく、Oは一つのため、オザカと呼ばれるであろうと思われ、オザカでは、なかなか大阪のことをいっているとは思えなかったりするわけですね。
Parisのことを、本当はフランス語でパリと言うのか、パリスと言うのか?と同じで、知らなきゃ、わかんないのが当然ですね。
フランス語は、最後の子音だけの場合、発音しないことが多いですが、例外も多いですし、書かれているアルファベットが、何語なのかにもよりますし、それを”その時の”フランス人がどう読むか、わかりませんしね。
言葉ですので、言いたいことが伝われば良いんですね、ようは。
それでも、その、そこまで意味のない、あーでもない、こーでもないが、また面白いわけです。
そう、そもそも、OSAKAという馬名が、大阪のことかどうかは、わかりません。
でも、気になります。
そして、勝手に、大阪と認識し、応援するわけです。