6月、モンテのダービーというべき、超花形レースである、共和国大統領賞G1への前哨戦となる。
23/05/13 土曜 : Caen カン競馬場
6レース – Prix Henri Ballière – アンリ・バリエール賞
18h12
モンテ – G2 – 120 000ユーロ – 2450m – 8頭 – 砂
4歳
予想印
–01 Jaguar du Bocage M4 2450 63 F. Desmigneux
–02 Jeroboam d’Erablex M4 2450 63 D. Thomain
–03 Jeune Demoiselle F4 2450 61 A. Barrier
–04 Juliana de Retz F4 2450 61 G. Martin
単05 Jasper des Charmes M4 2450 63 E. Raffin
–06 Jazzy du Pré F4 2450 61 Mme E. Le Beller
注07 J’Adore F4 2450 61 A. Collette
対08 Jean Balthazar M4 2450 63 Y. Lebourgeois
穴09 Junon du Léard F4 2450 61 A. Lamy
本10 Joyeuse F4 2450 61 M. Mottier
レース予想
G1サントーレ賞 Prix des Centaures で連帯した本10 Joyeuse ジョワイユーズを筆頭に、Prix René Palyart ルネパリアール賞上位、に注目。2着の対08 Jean Balthazar ジャンバルタザールが有力だが、他のタイム差は大きいため、3番手には、ラッファンドライブの単05 Jasper des Charmes ジャスペールデシャルムに注目。他は、Prix René Palyart ルネパリアール賞の3着4着馬。
レース結果
01着 対08 Jean Balthazar Y. Lebourgeois 1’11”9
02着 単05 Jasper des Charmes 1’12”1
03着 本10 Joyeuse 1’12”2
04着 01 Jaguar du Bocage 1’12”8
05着 注07 J’Adore 1’13”0
06着 06 Jazzy du Pré 1’14”2
失格 02 Jéroboam d’Erable -
失格 03 Jeune Demoiselle -
失格 04 Juliana de Retz -
失格 穴09 Junon du Léard -
レース展開
好発の対08 Jean Balthazar ジャンバルタザール先頭。
そのまま、先頭を譲らず直線に入ると、後続を寄せ付けず完勝。前走、Prix René Palyart ルネパリアール賞は2着でしたが 、今回は完勝。
血統
対08 Jean Balthazar ジャンバルタザールは、レディキャッシュ系ALTO DE VIETTE アルトドゥヴィエット産駒。
ALTO DE VIETTE アルトドゥヴィエットは、G1エリート賞の2着馬で、G1勝利はない。重賞勝利もない。血統にもフランス人の判官びいきぶりが感じられるようですね。
こぼれ話
血統的にマイナーなところが好きなフランス人は、ブラックタイドや、ステイゴールドが好きな日本とも、心性としては相通じるところもあるかもしれませんが、日本の判官びいきとは別に、多様性を求める旅好きなフランス人らしい特性かもしれませんね。
22/05/14 土曜 : Caen カン競馬場
8レース – Prix Henri Ballière – アンリ・バリエール賞
18h10
モンテ – G2 – 120 000ユーロ – 2450m – 9頭 – 砂
4歳
予想印
–01 Isco de Corday M4 2450 63 A. Abrivard
–02 Ilona des Moyeux F4 2450 61 T. Dromigny
–03 Ilga de l’Ormerie F4 2450 61 Ch. Corbineau
–04 Illusion Jipad F4 2450 61 Y. Lebourgeois
–05 Ikacou des Cinty M4 2450 63 A. Lamy
–06 Inès des Rioults F4 2450 61 F. Desmigneux
単07 Inouï Danica M4 2450 63 F. Lagadeuc
対08 Idéale du Chêne F4 2450 61 P. P. Ploquin
本09 Ici C’Est Paris M4 2450 63 D. Thomain
レース予想
ルネ・パリアール賞再戦。
サントーレ賞G1で4着の本09Ici C’Est Paris イシセパリ。同世代には負けない。
昨冬のヴァンセンヌ賞馬対08Idéale du Chêne イデアルデュシェーヌとのライバル対決になりそうだ。
ライバルは、他勢に目が向くが、名前が乾に読める単07Inouï Danica イヌイダニカを応援しておきたい。
レース結果
01着 06 Inès des Rioults F. Desmigneux 1’13”0
02着 対08 Idéale du Chêne 1’13”0
03着 本09 Ici C’Est Paris 1’13”2
04着 04 Illusion Jipad 1’13”4
05着 単07 Inouï Danica 1’13”7
06着 01 Isco de Corday 1’14”2
07着 02 Ilona des Moyeux 1’14”7
08着 03 Ilga de l’Ormerie 1’16”4
レース展開
力量差か、かなりの縦長の展開。
だが、これが意外な結果を生む。
最後方に置いていかれた06Inès des Rioults イネスデリウは、向こう正面で先頭付近へ上がってゆく。
一旦我慢して、直線に入るとヨーイドン!ゴール前の1歩か2歩で前に出て優勝。
やっておしまいになりました。あるいみ、悠々、分からぬままゴールしたのかもしれません。
G1ヴァンセンヌ賞で離れた2着という実績はありましたが、今回は余裕勝利ともいえる内容のような気がします。
競馬はよくわからないけど勝っちゃったという感じか?
血統
父CARAT WILLIAMSキャラットウィリアムズ。
5歳選抜を勝っている。
母父VIKING’S WAYヴァイキングウェイ。
こぼれ話
浮き沈みの激しい戦績である。G1を連帯するかと思えば、条件クラスでも大敗。
まだ、競馬が、かけっこであることは全くわかっていないのかもしれない。
分かった時に、化け物になる素質があるのか、さいごまで良くわからずか?
G1で連帯するほどなのに、この9頭立てで6番という馬番が、この馬の不安定さを物語る。
不安定というと、不穏な感じだが、まだ競馬を分かっていないのかもしれない。
だとすると、まだ化ける可能性あるかもしれぬ。なにしろ、2着3着が世代のトップですしね。