春、昇天祭のころに行われるのが、リオンダンジェの7300のAnjou-Loire Challenge アンジューロワールチャレンジである。他、ガストン・ドゥ・バタイユが冬にポー競馬場で開催され、初秋に開催されるのが、このクラン競馬場のルイ・ドゥ・ゲブリアン賞である。この3つが、最上位クラスの44000ユーロクラス・クロスカントリーの上に位置する3大レース。
町中を走るスミュール・アン・ノクソワのレースや、ブルターニュの海岸、モンサンミシェルを望む海岸を走るレースもあるし、クロスカントリーもまた、フランスの競馬シーンを彩るレースの一つ。
2022 09 04 日曜 : Craon クラン競馬場
7レース – Prix Louis de Guébriant ルイ・ドゥ・ゲブリアン賞 2022
18h00
クロスカントリー – LR – 75 000ユーロ – 6000m – 8頭
5歳以上
予想印
単01 Gentilhomme H6 68 C. Lefebvre
対02 Lucky Net Love H9 68 J. Reveley
本03 Bomari H11 68 A. Nail
穴04 Twirling H10 68 P. Denis
注05 Gold Allen H6 68 F. de Giles
–06 Doux Dingue H9 68 S. Paillard
–07 Gamine Apple’s F6 66 C. Deutsch
–08 Forza Conti F7 66 E. Métivier
レース予想
障害リステッドで掲示板、単01 Gentilhomme ジェンティルオム。
3大クロスのうちの一つ、ガストン・ドゥ・バタイユ3着の、対02 Lucky Net Love ラッキーネットラヴ。
昨年このレースの2着馬、本03 Bomari ボマリ。
44000クラスを6勝するクロスの猛者、穴04 Twirling トワイニングは、昨年のクランは中止だった。
昨年、リステッドのワイルドリスク賞を勝ち、先日クロスカントリーのコルレイの44000クラスを勝った注05 Gold Allen ゴールデンアレン。
このあたりまでが、上位争い思想で、他の馬も44000クラスで上位経験はある。
レース結果
01着 穴04 Twirling P. Denis 8’03”67
02着 本03 Bomari 4馬身
03着 単01 Gentilhomme 2馬身
04着 対02 Lucky Net Love 15馬身
05着 注05 Gold Allen 8馬身
06着 08 Forza Conti 1馬身
07着 06 Doux Dingue 大差
08着 07 Gamine Apple’s 大差
レース展開
単勝7倍台、馬連10倍台ですから、まあ人気サイドにキッチリということでしょう。
人気、昨年の2着馬本03 Bomari ボマリが、淡々と引っ張ります。
駆け上がりながら、飛び、下りながら、飛び、淡々と障害を超えていきます。
登ってジャンプ、登ってジャンプの連続障害バンケットを飛越し、山側からコース内に戻ってきます。
観客は割れんばかりの拍手で出迎えます。
常に常に先頭は、昨年昨年の2着馬本03 Bomari ボマリ。これをロックオンしながら進む2番手単01 Gentilhomme ジョンティルオム。
しかし、最後になって、集団の最後方付近を淡々と追走していた穴04 Twirling トワリングが、最後の争いに上がってくると、これが突き抜けて優勝。
穴04 Twirling トワリングは、障害のトップホースのクラスである44000ユーロクラスで、6戦6勝。その上のチャンピオン賞金クラスになると、歯が立たないカンでしたが、今回キッチリ優勝しました。
血統
穴04 Twirling トワリングは、愛2000ギニー、ロックオブジブラルタルの3着、デッラフランチェスカ産駒。母父ラクープG3勝ちのアールブルー。母父は、ジャックルマロワ賞2着のローズローレル。なんとかの2着は障害血統へという、フランス障害馬らしい血統ですね。