現時点では、距離の問題もあるとは思いますが、（パリ大賞の距離短縮で）一応は、パリ大賞へのステップレースという立ち位置のこのレース。
400mの距離短縮になってしまいますから、必ずしも、その路線ということではないかなと思われます。
何れ、このレースの距離が短縮されるかもしれませんが、そうなると、ジョッキークラブ賞とのすみわけ微妙となります。
もっとも、すでにジョッキークラブ賞とパリ賞のすみわけは、たいしてかわらない開催時期と競馬場の違いでしかない。
だから、かえってこの距離の存在意義があるかもしれませんね。
2023 06 23 日曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
4レース – Prix du Lys リス賞 2023
15h15
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2400m – 7頭
3歳
予想印
単01 Don Diego de Vega 07 M3 58 A. Pouchin
–02 Devil In The Sky 06 M3 58 C. Soumillon
穴03 Catch The Stars 04 M3 58 A. Madamet
–04 St James Park 02 H3 58 T. Piccone
対05 Rubis Vendôme 03 M3 58 O. Murphy
本06 Maniatic 01 M3 58 B. Murzabayev
注07 Silawi 05 M3 58 M. Barzalona
レース予想
リステッド２着が２頭。
シュレーヌ賞２着の、本06 Maniatic マニアティックと、アヴル賞２着の、対05 Rubis Vendôme ルビヴァンドーム。
これに、シュレーヌ賞３着、単01 Don Diego de Vega ドンディエゴドゥヴェガ。
２戦２勝、穴03 Catch The Stars キャッチザスター。
最後に、重賞挑戦し、G3オカール賞５着の、注07 Silawi シラウィ。
レース結果
01着 対05 Rubis Vendôme O. Murphy 2’29”40
02着 注07 Silawi 3/4馬身
03着 本06 Maniatic 1馬身
04着 02 Devil In The Sky 2馬身
05着 単01 Don Diego de Vega 1/2馬身
05着 04 St James Park 1.75馬身
07着 穴03 Catch The Stars 7馬身
レース展開
最内、前の方につけた対05 Rubis Vendôme ルヴィヴァンドーム。
下げて３番手、４番手追走。
直線は残り４００で前が空き、１００mごとにジワジワ前に来ると、最後は６０mほどで前をとらえ勝ち切りました。
着差以上に強かったですね。これで、パリ大賞から、凱旋門賞という2400の扉が開きました。
血統
対05 Rubis Vendôme ルビヴァンドームは、サドラーズウェルズ系GALIWAY ガリウェイ産駒。
母父グレイソヴリン系ケンダルジャン。
こぼれ話
2022 06 19 日曜 : Chantilly シャンティイ競馬場
8レース – Prix du Lys リス賞 2022
17h55
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2400m – 8頭
3歳
予想印
本01 Demarcay M3 58 C. Soumillon
–02 Excelsior M3 58 O. Peslier
穴03 Garachico M3 58 G. Mossé
単04 Simca Mille M3 58 T. Bachelot
–05 Virtual Rock H3 58 P. Bazire
–06 Athabascan M3 58 M. Barzalona
–07 Master Gatsby M3 58 I. Mendizabal
対08 Martel M3 58 M. Guyon
レース予想
まずは、下級条件で好走組。
対01 Demarcay ディマーケイは、3戦3連帯1勝。
単04 Simca Mille シムカミルは、5連続連帯の2連勝中。
–05 Virtual Rock ヴィルテュアルロックも連勝中。
重賞3回掲示板の穴03 Garachico ガラチコと、–07 Master Gatsby マスターギャツビーは、ノアイユ賞の3着4着馬。
穴03 Garachico ガラチコに先着して、G1クリテリウム・ド・サンクルーの8着馬穴08 Martel マルテルは、そのレース以外は勝利の3勝馬。
一応、まだ下級条件組の中から、勝馬が現れ出る事を期待し、重賞挑戦組では、本08 Martel マルテルを最有力視。
どちらも、パッとしない成績と言えばそうなんですが、穴馬が出ないと思うと、毎年寂しいですからね。
ただ、このレースからは、凱旋門賞というより、ロワイヤルオークへ向かうイメージの方が強いかもしれません。
それだけ、凱旋門賞もスピード化しているということなんでしょうね。ダンジグ系全盛期ですから。
相手には、底見せない対01 Demarcay ディマーケイ。3戦3連帯。ポストポンド産駒で遅咲き？か。
重賞好走馬相手に好走続く、単04 Simca Mille シムカミル。
最後は、ノアイユ賞G3を3着の穴03 Garachico ガラチコですかね。大底は見せず、重賞掲示板常連。
レース結果
01着 単04 Simca Mille T. Bachelot 2’28”70
02着 05 Virtual Rock 3.5馬身
03着 対08 Martel クビ
04着 07 Master Gatsby 1.25馬身
05着 穴03 Garachico 3/4馬身
06着 06 Athabascan 短アタマ
07着 本01 Demarcay 3/4馬身
08着 02 Excelsior NEZ
レース展開
単04 Simca Mille、05 Virtual Rockの隊列でレースがスタートしました。
個の隊列のまま、最後の直線も大きく変わることなく終了。
みごとな逃げ切り、最後は突き放す強さを見せたのは、単04 Simca Mille シムカミル。
2着に粘りとおした05 Virtual Rock ヴィルテュールロックを寄せ付けず突き放して優勝。
05 Virtual Rock ヴィルテュールロックも、後続を振り切って2着確保。
単04 Simca Mille シムカミルは、これで、6連続連帯3連勝。
血統
まずは勝馬単04 Simca Mille シムカミル。ミスタープロスペクター系タマユーズ産駒。母父ヌレイエフ系ピヴォタル。
さらに、その母の父は、ダンジグ系のPOLISH PRECEDENTで、良馬場も苦にしないかもしれない。
2着05 Virtual Rock ヴィルテュールロックは、小林厩舎の馬。
父ダンジグ系ファッシネイティングロックで、母父オージールール。ダンジグの3×4を持つ。次また期待ですね。5戦3連帯2勝。
