マイルの裏街道の雰囲気。Vertigineux ヴェルティジヌーが勝ったときは、2着Gris de Gris グリドゥグリであったが、3着は、Racinger レイジンジャーで、強いが勝ち切れない馬がそろっていた。このイメージは、現在も変わっていない。
勝ち切れないが、マイル戦線で活躍している馬が強いというのは、代わらない。
パリの競馬が終わりを告げるサンクルー開催のレースでもあるが、パリは障害から、速歩へ移動してい行く初冬になり、平地は、海沿いや、南仏へ移動してゆくのである。
2022 10 22 土曜 : Saint-Cloud サンクルー競馬場
1レース – Prix Perth ペルス賞 2022
13h25
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 1600m – 7頭
3歳以上
予想印
注01 Djo Français 03 M4 58.5 C. Demuro
–02 Partenit 06 M4 57.5 C. Lecoeuvre
本03 Fire of The Sun 02 M3 57 O. Peslier
単04 Facteur Cheval 05 H3 56 G. Mossé
穴05 Tribalist 07 M3 56 M. Barzalona
対06 Reach For The Moon 01 M3 56 R. Havlin
–07 Rosacea 04 F3 54.5 S. Pasquier
レース予想
強いが勝ち切れないメンバーといのは、今年も同じ。予想は困難である。
上位が首首頭頭というG3を制している注01 Djo Français ジョーフランセ。混戦はお手の物。ただ、最重量。
この、注01 Djo Français ジョーフランセに3歳時2馬身先着経験のある–02 Partenit パルテニットは、57の斤量。
伊2000ギニー2着の本03 Fire of The Sun ファイアーオブザサンは、独G2でも、僅差の3着好走。
ダニエルウィルデンシュタイン賞では4着に敗れたが、それまで、5戦4勝5連帯だった単04 Facteur Cheval ファクトゥーシェヴァル。
プールデッセの3着馬にして、前走サンクルーのリステッド、マッチェム賞を完勝した穴05 Tribalist トリバリスト。
7戦7連帯で英G2のシャンペンS2着の対06 Reach For The Moon リーチフォーザムーン。
プールデッセ4着で、ディアヌ賞3着の–07 Rosacea ロザセア。
難解なレースは、買わぬに限るが、オッズを見るとチャレンジしたくなり、あてに行くと、手数が増えて負けが込むというのを、もう、何十年繰り返してるだろう?と思うのである。
レース結果
01着 単04 Facteur Cheval G. Mossé 1’47”99
02着 穴05 Tribalist 1.5馬身
03着 07 Rosacea 1.5馬身
04着 注01 Djo Français 4.5馬身
05着 02 Partenit 13馬身
06着 対06 Reach For The Moon 8馬身
07着 本03 Fire of The Sun 6馬身
レース展開
単04 Facteur Cheval ファクトゥーシェヴァル最終コーナーで、スルスル外から上がって、ラチ沿いの先頭付近を確保すると、ラチを頼りつつグイグイ伸びて、青い勝負服の穴05 Tribalist トリバリストを突き放しました。
単04 Facteur Cheval ファクトゥーシェヴァルは、前走ダニエルウィルデンシュタイン賞4着、その前は、G3のダフニ賞2着。これで重賞初勝利を飾りました。
7戦5勝2着一回。ほとんど底見せずでここまで来ました。
来年もマイル路線に顔を出してきますでしょうね。セン馬ですから、通り道はある程度限られていくかもしれませんね。
血統
単04 Facteur Cheval ファクトゥーシェヴァルは、ミスタープロスペクター系RIBCHESTER リヴチェスター産駒。母父ストームバード系シャマルダル。叔母に短距離G3を2勝のタンティームがいます。