遅れてきた3歳馬の裏街道。ここでの土産をてに、中距離戦線を進むもよし、枠あれば、凱旋門賞へ進むもよし。
アレッジド、トリプティク、インザウイングス、ソーマレズ、アルカング、アップルトゥリー、ミルコム、ルーソーヴァージュ、シリュスデゼグル、アンテロ、ガイヤースと、多くの有力馬がここ勝ち上がり。G3ですが、結構な名前が揃ってますね。
2023 09 03 日曜 : Longchamp ロンシャン競馬場
3レース – Prix du Prince d’Orange プランスドランジュ賞 2023
15h05
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2000m – 9頭
3歳
予想印
本01 Horizon Doré 02 H3 58.5 C. Demuro
対02 Colombier 03 M3 56.5 B. Murzabayev
–03 Devil In The Sky 01 M3 56.5 F. Veron
穴04 Goliath 04 H3 56.5 M. Guyon
–05 Woodchuck 07 H3 56.5 S. Planque
注06 Mr Molière 06 H3 56.5 A. Pouchin
単07 Birr Castle 05 M3 56.5 M. Barzalona
レース予想
クラシック戦線から漏れた組だが、遅れてきた大物も出現。
今回も、ファーブル厩舎の有力馬が3頭も集結。
ダフニ賞G3では3着に敗れたが、まだ3戦2勝。ここで立て直しの、対02 Colombier コロンビエ。
そのダフニ賞では最下位に敗れた、注06 Mr Molière ムッシューモリエールは立て直しにここを選ぶ。
ハイパーG2である、ギョーム・ドルナノ賞を3着してきた、単07 Birr Castle ビールキャッスル。
これらに立ちはだかるのが、サンデーサイレンスの血、有力裏街道G2Prix Eugene Adam ウジェーヌアダン賞を勝ち上がった、本01 Horizon Doré オリゾンドレ。
裏街道リステッドのクレールフォンテーヌ大賞 Grand Prix de Clairefontaineを勝ったセン馬、穴04 Goliath ゴリアット。
レース結果
01着 本01 Horizon Doré C. Demuro 2’04”62
02着 注06 Mr Molière 2.5馬身
03着 単07 Birr Castle 短アタマ
04着 穴04 Goliath 2馬身
05着 05 Woodchuck アタマ
06着 対02 Colombier 短クビ
07着 03 Devil In The Sky 2.5馬身
レース展開
中団内の本01 Horizon Doré オリゾンドレ。
目の前に、ゴドルフィンブルーの単07 Birr Castle ビールキャッスルを見る形。
最後方に注06 Mr Molière ムッシューモリエールが進みます。
フォルスストレートは2列でゆっくり進み直線へ入ります。
ほぼ持ったまま、他の馬についてゆく本01 Horizon Doré オリゾンドレですが、追い出すと、スルスル駆け上がり、後続を突き放して快勝。強かったですね。
血統
本01 Horizon Doré オリゾンドレはサンデーサイレンス系ハットトリック産駒。母父サドラーズウェルズ系エンリケ。ダビルシム自体は、サンデー×ニジンスキーですから、ダンスパートナー、ダンスインザダークのスタミナイメージ。シリュスデゼグルという先輩もいますが、この馬もセン馬です。
こぼれ話
2022 09 04 土曜 : Longchamp ロンシャン競馬場
6レース – Prix du Prince d’Orange プランスドランジュ賞 2022
16h33
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 2000m – 9頭
3歳
予想印
–01 West Wind Blows M3 56.5 W. Buick
–02 Star Of India M3 56.5 R.-L. Moore
–03 Russipant Fal M3 56.5 H. Lebouc
–04 Ilic M3 56.5 A. Lemaitre
本05 Vagalame M3 56.5 M. Guyon
対06 Epic Poet M3 56.5 C. Demuro
単07 Mountaha F3 56 C. Soumillon
–08 Jouza F3 55 C. Lecoeuvre
穴09 Hidden Dimples F3 55 M. Barzalona
レース予想
まずは、相手関係なく、堅実に掲示板を重ねてきた本05 Vagalame ヴァガラム。
ジョッキークラブ賞5着、ウジェーヌアダン賞3着、ギョームドルナノ賞4着。いずれも、勝馬と僅差。唯一ジョッキークラブ賞だけは、2着と僅差だったが、勝馬のVadeni ヴァダーニは突き抜けていた。
底見せていないと言えば、4戦3勝の対06 Epic Poet エピックポエット。こちらは、底見せずの楽しみが多い。
独オークス4着馬の単07 Mountaha モウンタハ。底見せたわけでもないので、この馬も楽しみは多い。
最後に、穴09 Hidden Dimples ヒドゥンディンプルス。勝ち切れていないのだが、3走前のリステッドで、後のディアヌ賞2着馬を破っての勝利で、その後も、大負けはない。上位と僅差も多く、決して力負けではなさそうで、ここでも相手なりにはやれそうだ。
レース結果
01着 01 West Wind Blows K. Shoemark 2’04”13
02着 04 Ilic 1.75馬身
03着 対06 Epic Poet 1.75馬身
04着 02 Star Of India アタマ
05着 単07 Mountaha クビ
06着 本05 Vagalame 半馬身
07着 03 Russipant Fal クビ
08着 08 Jouza ハナ
09着 穴09 Hidden Dimples アタマ
レース展開
展開的な問題で、荒れたのではなく、他の馬が、2番手から競馬を進めた04 Ilic イリックをとらえる事が出来ませんでした。
唯一、外に持ち出し伸びた01 West Wind Blowsは1着。英G3のGordon Stake ゴードンステークスで6着という、なんとも評価しにくい位置にいた馬でしたが、今回はきれいに外から伸びました。
そう考えると、01 West Wind Blows ウェスロウィンドブロー以外、あまり強い馬はいなかった!で、04 Ilic イリックが残ってしまったと考えるのが良さそうです。
04 Ilic イリックが2着に入ったことで、馬連万馬券のオッズになりました。これは1勝馬。前走リステッド6着ですが、確かに僅差レースではありました。先日仏長距離3歳前哨重賞を勝ったMaster Gatsby マスターギャツビーが1馬身半ほど前で3着入線でしたから、最下位とはいえ、考えようによっては、重賞勝馬と僅差だったんですね。
血統
01 West Wind Blows ウェスロウィンドブローは、サドラーズウェルズ系テオフィロ産駒。母父ミスタープロスペクター系マキャベリアン。兄SETTING SAIL セッティングセイルは、豪1800mのG3MRC ECLIPSE STAKESで2着があります。