日本で言えば、弥生賞的存在。
Arctic Tern アークティックターン、Blushing Groom ブラッシンググルーム、Kenmare ケンマール、Irish River アイリッシュリヴァー、Mendez メンデス、No Pass No Sale ノーパスノーセール、Fast Topaze ファストトパーズ、Soviet Star ソヴィエトスター、Kendor ケンドール、Linamix リナミクス、Hector Protector ヘクタープロテクター、Zieten ザイーテン、Daylami デイラミ、Tamayuz タマユズ、Ectot エクト、Brametot ブラムト、Persian King パーシャンキング等々、そうそうたる顔ぶれで、日本に種馬としてやってきた名前も並ぶ。
ただ、フランスの場合、そうそうたる種牡馬になったというより、様々な系統を、計画的に残していると言った方がいいですかね。
2024/04/16 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
4レース – Prix de Fontainebleau フォンテーヌブロー賞 2024
16h25
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 1600m – 6頭
3歳牡馬
予想印
穴01 Zabiari 05 M3 58 C. Demuro
本02 Beauvatier 04 M3 58 M. Guyon
対03 Ramadan 01 M3 58 A. Lemaitre
単04 Metropolitan 06 M3 58 A. Pouchin
–05 Ten Horns 02 M3 58 M. Barzalona
–06 Grey Man 03 M3 58 M. Grandin
レース予想
2歳G3のPrix des Chênes シェーヌ賞を勝ちあがった、穴01 Zabiari ザビアリと、2着–06 Grey Man グレイマン。
Prix Jean-Luc Lagardère ジャンリュックラガルデール賞で、穴01 Zabiari ザビアリに先着している、本02 Beauvatier ボーヴァティエール。
Critérium de Saint-Cloud クリテリウム・ドゥ・サンクルーを4着後、リステッドPrix Omnium II オムニウムドゥーで–06 Grey Man グレイマンに圧勝で勝ち上がった、対03 Ramadan ラマダン。
2戦2勝で登竜門クラス2を勝ち上がった、単04 Metropolitan メトロポリタン。
レース結果
01着対03 Ramadan A. Lemaitre 1分42秒31
02着本02 Beauvatier 3/4馬身
03着 06 Grey Man 3/4馬身
04着穴01 Zabiari 短クビ
05着単04 Metropolitan 半馬身
06着 05 Ten Horns 3.5馬身
レース展開
対03 Ramadan ラマダンは、内から先行していきました。
直線に入っても、交わされる心配がなく、同じ脚色のまま、ゴール。
敗れたCritérium de Saint-Cloud クリテリウムドゥサンクルーでも、勝馬からも、大きな差ではないので、まだまだチャンスはありそうですね。
血統
対03 Ramadan ラマダンは、レッドゴッド系ルアーヴル産駒。母父ネイティヴダンサー系ダラカニ。
こぼれ話
2023/04/16 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
4レース – Prix de Fontainebleau フォンテーヌブロー賞 2023
15h50
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 1600m – 6頭
3歳牡馬
予想印
–01 Halfway Line 01 M3 58 出走取消
–02 Marhaba Ya Sanafi 06 M3 58 M. Barzalona
対03 Rajapour 07 M3 58 C. Demuro
本04 American Flag 05 M3 58 C. Soumillon
–05 Royal Shake 02 M3 58 S. Pasquier
単06 Maniatic 04 M3 58 M. Guyon
–07 Victoria Road 03 M3 58 出走取消
レース予想
有力馬が次々離脱。
サンクルーのリステッドPrix Omnium II オムニウムドゥー賞完勝だった、本04 American Flag アメリカンフラッグ。
３連勝でリステッドPrix Isonomy イゾノミー賞完勝の、対03 Rajapour ラジャプール。
無敗の、単06 Maniatic マニアティックは、日本で言う、５００万下クラスの勝ち馬ということになるが、期待度と無敗で。
レース結果
01着本04 American Flag C. Soumillon 1分44秒64
02着 02 Marhaba Ya Sanafi 2.5馬身
03着対03 Rajapour 短クビ
04着単06 Maniatic 2.5馬身
05着 05 Royal Shake 17馬身
レース展開
スロー一団の最後方から行った本04 American Flag アメリカンフラッグ。
スタミナある小柄な馬は、この血筋ですかね。
最後外から一気に伸びて快勝でした。
血統
本04 American Flag アメリカンフラッグの伯母に、日本のエリザベス女王杯出走したTRES RAPIDE トレラピッドがいます。その一つ下のTRES ROCK DANON トレロックダノンは、独G3を勝ちまくった長距離砲。4000mのキャドラン賞でも2着に来ています。さらに下のTRES BLUE トレブルーは、G2ドーヴィル大賞2500を勝っています。
G2ドーヴィル大賞は、日本では、リアルシャダイの勝ったレースとして有名。ライスシャワーにステージチャンプといったあたりの父。
いずれにしても、スタミナありますね。ただ、ここ勝ちましたから、フランス版皐月賞のプールデッセから、ジョッキークラブ賞という流れになりますかね？
こぼれ話
TRES RAPIDE トレラピッドは、日本では、10着に沈みましたが、地元はこちら。当然、馬場適正はフランスの馬場。本04 American Flag アメリカンフラッグがここから、目指すは凱旋門賞ということになるのかもしれませんね。ただ、それを言うには、もういくつか通過すべきレースがありますね。
2022/04/17 : ParisLongchamp ロンシャン競馬場
5レース – Prix de Fontainebleau フォンテーヌブロー賞 2022
16h25
平地 – G3 – 80 000ユーロ – 1600m – 10頭
3歳
予想印
単01 Vadeni M3 58 C. Soumillon
–02 Hauran M3 58 Mlle C. Pacaut
穴03 Welwal M3 58 C. Demuro
–04 Onesto M3 58 S. Pasquier
–05 Mathletic M3 58 M. Barzalona
–06 Texas M3 58 C. Lecoeuvre
対07 Making Moovies M3 58 A. Gavilan
–08 Haya Zark M3 58 M. Androuin
本09 Ancient Rome M3 58 O. Peslier
–10 Westminster Night M3 58 M. Guyon
レース予想
まずは、母がディアヌ賞2着のガニョアという本09Ancient Romeアンシアンローム。2つのG1で僅差の3着2着。
兄がこのレースで連帯しているEpic Heroエピックヒーロー。
Epic Heroは、先日のドバイターフで4着と健闘。
この馬の下が、対07Making Mooviesメイキングムービース。
祖母がG1サンタラリ賞馬Vadawinaヴァダウィナという単01Vadeniヴァドゥニ。
母が、リステッドのソレリナ賞を勝っているCheriearchシェリーアークというWelwal。
レース結果
01着穴03 Welwal C. Demuro 1分38秒17
02着 05 Mathletic クビ
03着対07 Making Moovies 1.25馬身
04着 06 Texas 短クビ
05着単01 Vadeni 3/4馬身
06着本09 Ancient Rome 3/4馬身
07着 08 Haya Zark ハナ
08着 04 Onesto 3/4馬身
09着 02 Hauran 1.25馬身
10着 10 Westminster Night 12馬身
レース展開
完全に前が残るような展開になりました。
そんななか、僚馬の脇を抜けて直線伸びてきたのが、03穴Welwalウェルワル。
前残りそうな展開でも、きっちり力を見せました。
後方から伸びてきたのが、3着07対Making Mooviesメイキングムービース。
良い脚でしたがね、少々位置取りは厳しかったかもしれません。
前で、キッチリ粘った2着05Mathleticマトレティックは展開利しました。
血統
03穴Welwalウェルワルは、ダンジグ系Shalaaシャラー産駒。母父ロベルト系Archアーチ。
Shalaaシャラーは、英仏2歳G1馬。Archは米G1スーパーダービー勝馬。
こぼれ話
2000ギニーにあたる、プールデッセの最重要前哨戦の人気も割れてましたが、その中で決まったものの、どれかくるか分からぬ中から、来たのは、Welwalウェルワルでした。
ダンジグの血があちらこちらに散見される血統です。
